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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Operational Combat Series】「Case Blue」Summer 1942 EATG Solo-Play AAR

MMP OCS Case Blue MMP OCS Enemy at the Gates

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「Case Blue」の青作戦2枚マップシナリオ「Summer 1942 EATG」ソロプレイ開始。

第1ターン。先攻ドイツ軍は、6SP+増援プールから3SPを積んだトラックを獲得(増援プールには常に3SPを積んだトラックがあるものとして解釈。ハリコフに備蓄した補給を運んでいるイメージ)。その補給のほとんどを第40装甲軍団に渡し、第23装甲師団・第29自動車化歩兵師団でソ連軍前線へオーバーランをかけた。うまくいけば突破口を開き、予備の第3装甲師団も突っ込ませてヘクスA4523のソ連第28軍HQを攻める手筈だった。このシナリオ、ソ連軍の配置に結構穴があるため、「秘孔を衝く」ように司令部を潰し、隷下の戦闘ユニットをまるまる補給切れにできるように見える箇所が幾つかある。勿論それをさせないため、ソ連軍も近辺に予備モードの部隊を置いてはあるが、いずれもAR(アクションレーティング=練度)の低い戦車大隊だったりでかなり頼りない。

しかしドイツ軍も、目標ヘクスには事前に空爆ヒップシュートをかまし、混乱状態にしていたものの、オーバーランも、その後の攻撃もうまく決まらず、第28軍HQには届かず。しかし一応、コローチャ(A4032)~バルイキ(A4924)間には大きな隙間が出来た。

その裏のソ連軍は10SP獲得。ドイツ軍が開けた隙間を埋めるべく、ソ連第21軍はコローチャから撤退。狙われた第28軍HQもバルイキに後退し、戦線を整えた。

 

第2ターンは、譲られる形でソ連軍先攻。やはり10SPを獲得し、引き続き戦線の整理。後方から第17・第23戦車軍団をバルイキ方面へ呼び寄せ、ドイツ軍の攻撃に備えた。

第2ターン裏のドイツ軍は、7+3SP獲得。各地でドイツ軍Me-109が制空戦闘に勝利し、ソ連戦闘機群は沈黙。迎撃される恐れのない空を、悠々とドイツ爆撃機部隊が飛び回り、ソ連軍前線を混乱の渦に陥れた。この航空支援を受けて、再び第23装甲師団・第29自動車化師団がバルイキ前面へ突進。今度はオーバーラン、攻撃ともに決まり、ソ連歩兵師団4個+aを除去して、バルイキを直接叩ける突破口を開いたが、予備の第3装甲師団をつぎ込む補給的余力が無い。またリシチャンスク(A5005)前面へは第16装甲師団が攻撃開始。こちらも攻撃自体はうまくいったものの、補給が足枷となって単発攻撃に終わっている。

 

第3ターン表は、ドイツ軍に連続ムーヴを渡してなるかとソ連軍が先攻獲得。13SPを得たソ連軍は、バルイキに迫った第23装甲師団を阻止砲撃で混乱させた。

第3ターン裏は、混乱した第23装甲に代わり、予備の第3装甲師団がバルイキへ斬り込んだ。ソ連軍も予備の第23戦車軍団を投入したが、都市ヘクスで戦車ユニットが能力を発揮できるはずもなく、双方痛み分けという結果に。ドイツ軍としては焦らず、歩兵師団がバルイキに到達するまで、あともう1ターン待つべきだったか。

と、ここまで3ターン進めた時点で、南部の地図盤B+Dはほとんど使っていないことに気づく。補給が無いのだから仕方ないが、だったらこのシナリオ、北部の地図盤A+Cの半分ずつ、マップ1枚分でも良いような気がする……と思ったあたりでソロプレイを終えた。

 

シナリオ評価としては、ちょっと微妙。ドイツ軍2人vsソ連軍2人のマルチプレイを想定していたが、序盤、南部担当プレイヤーが暇になりそうだ。もちろんドイツ軍が史実に反して先に南部に補給をつぎ込み攻勢を開始することも出来るだろうが、その場合は北部プレイヤーが暇になる。いずれにしろドイツ軍は、全戦線で一斉に攻勢に出れるほどの補給はない。史実通り。

あるいは「7.6A Summer 1942 Voronezh」(「Guderian's Blitzkrieg II」の地図盤C+Fを使う)と、この「7.6B」シナリオを繋げて、ドイツ軍が北方から攻め下ろしてくる全体像をプレイするとか。実際キャンペーンシナリオでは、7月15日ターン(本シナリオでは第5ターン)に北方からドイツ第4装甲軍がなだれ込んでくるので、その影響無しにこの地域だけ切り出すのは無理があるのかもしれない。

正直ソロプレイとしては尻すぼみだったが、OCSで青作戦をプレイするなら、どの範囲をどう切り取ればいいのか、そのヒントは掴んだ気がする。そしてまた、そういった情報をネットに上げることも、いずれどなたかの役に立つのだろうと思う。多分。

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