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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

アドテクノス「ラヴェンナの戦い」

AT ラヴェンナの戦い

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中古の「ラヴェンナの戦い」を購入。発売されたのは、ちょうど四半世紀前の1985年。当時も見かけた記憶はあるけれど中世ゲームなぞ全然興味がなく、それを25年経った今、欲しがるというのも不思議な気がする。

お題は、そのままイタリア戦争ラヴェンナ会戦で、ボックス裏には「ルネッサンス史上最も凄惨な戦い」とある。ゲーム・スケールは1ヘクス=80m、1ターン=約20分(全12ターン)、1兵力=100人/砲3門で、各ユニットは3~8兵力を有し、損失兵力を書き留める記録表も付いている。

ターン・シークエンスは細かく分かれていて、チャージ第1移動、カウンターチャージ、チャージ第2移動、リアクション、移動、射撃、白兵戦、 追撃第1移動、カウンターチャージ、追撃第2移動、回復となっている。戦闘結果(兵力損失)は、兵力と修正値からほぼ自動的に導き出され、さらにもう1ポイント余計に損失を与えるかどうかをダイスで判定する。チャージされたり、白兵戦に敗れたり、兵力が半減するとモラルチェックを課され、失敗すると自軍盤端めがけて敗走するハメに。

各ユニットは射撃力、射撃修正、白兵戦力、白兵戦修正、モラルを持ち、表面が射撃隊形、裏面が白兵隊形である。おっと印刷が表裏、逆だ!

シナリオは、ヒストリカル、ヴァリエーション、ソロ、仮想の4本。仮想シナリオでは、スイス傭兵を登場させる事も可能。ざっとルールを読んだ限り、指揮ルールのまったくない戦術級ゲームで、単純にユニット同士の戦闘を楽しめば良いんじゃないかと思う。むしろ興味深いのは、ヒストリカルノートに綴られたイタリア戦争概史、ルネッサンス時代の武器と戦術で、TOM6パヴィア戦の参考になるなあと。それからルネッサンス期の音楽についても一文があり、イザークジャヌカン、スザートの楽曲が紹介されている。ウォーゲームを通じて、同時代の音楽をオススメするなんて粋ですなあ。