Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Operational Combat Series】「Case Blue」Khar'kov 1942:The Failed Offensive AAR Part.1

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さてソロプレイ開始。第1ターン、先攻ソ連軍は、派手な事前砲撃(補給ポイント消費無し)を行った後、ハリコフの南で突破口を啓開し、予備モードだった第21戦車軍団でドイツ第8軍団司令部を攻撃。あいにく第8軍団司令部は取り逃がしたものの、ドイツ軍の補給ポイント2Tを奪い、気勢を上げた。さらに南でもルーマニア第6軍団司令部に迫ったものの、こちらも取り逃がし。

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一方、ハリコフ正面に攻めかかった部隊は、砲爆撃でドイツ軍5スタックを混乱させたものの、うち2スタックに逆奇襲をくらい、1ヘクス列の前進に留まった。これに対して第1ターン裏、枢軸軍はハリコフ南部の突破口を塞ぐため、早くもドイツ第3装甲師団を投入。迫るソ連第22戦車軍団のうち2ユニットを除去したが、突破口を塞ぐだけのユニットは無い。またハリコフ市内には増援のドイツ第71、305歩兵師団が湧き、防備を固めた。

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第2ターン表、ソ連軍が先攻を選択。さらに突出部を拡大すべく、ソ連第6騎兵軍団+第5親衛戦車旅団で西を攻撃した。両部隊は運良く突破モードにもなり、二度の攻撃で薄い枢軸軍戦線を食い破っている。一方、南西では第2騎兵軍団+第14親衛歩兵師団が攻撃をかけたが、こちらは逆奇襲をくらい、攻撃側2ステップロスという最悪の結果で意気消沈。

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ハリコフ正面のソ連軍もさらに攻勢を続けた結果、枢軸軍戦線は大きく破れ、ハリコフの北へ回り込める状態まで持ち込んだ。この戦線を支えるべく、第2ターン裏、ドイツ軍予備の第23装甲師団が出撃。まずはオーバーランソ連戦車旅団を攻撃……と思ったら、これが逆奇襲をくらい、第23装甲師団は早くも捜索大隊を喪失。戦線の破れも繕えぬまま、第2ターンが終了した。

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第3ターン。このままではいかんと枢軸軍が先攻を選択。南部でドイツ第100・第101猟兵師団、第1山岳猟兵師団がソ連軍の脆弱な横っ腹を攻撃した。しかし攻撃に成功したのは第101猟兵師団のみ。それでもその突破口から、予備モードだったドイツ第14装甲師団、第60自動車化師団が突入。ソ連軍突出部の根元を締め上げるように突破を果たした。また南部には、増援のドイツ第16装甲師団も到着しているが、これによる攻撃は補給ポイントの兼ね合いから見送り……。

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一方、上空では、ドイツ空軍が制空戦闘で活躍。このターンだけでソ連軍戦闘機4ステップを削った。ハリコフ南部の突破口もなんとか塞がれ、ソ連軍の進撃も停止しつつある。

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しかしハリコフ正面では、またもや第23装甲師団の反撃が失敗。枢軸軍は、戦線の穴を埋めきれぬまま、第3ターン裏を迎えることとなった。

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第3ターン裏。南部のソ連軍は、後退して戦線を縮小。結局、作戦のスタートラインまで戻った形である。しかしそれでも戦線が埋めきれない。もっとも攻める南部の枢軸軍にしても、この時点で補給ポイントは枯渇気味なのだが。

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おとなしくなった南部に比して、ハリコフ正面では戦闘が激しくなっていた。ソ連第3親衛騎兵軍団が、ハリコフ市内に陣取るドイツ第51軍団司令部+第23装甲師団第126歩兵連隊へ隣接。ソ連空軍の親衛Yak-1+IL-IIも、ドイツ空軍の迎撃を振り切ってこれを爆撃し、運良く混乱に。第3親衛騎兵軍団は、第126連隊を除去し、第51軍団司令部を孤立させている。ただしソ連軍も、ゲーム開始時に集積していた補給ポイントがほぼ尽きつつあり、これまでのような派手な攻撃が以後どれだけできるかは疑問である。

ということで第2次ハリコフ戦シナリオ、後半戦へ続く。

【Operational Combat Series】「Case Blue」Khar'kov 1942:The Failed Offensive Set-Up

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先日、MMPの秋季セールにて「OCS:Beyond the Rhine」をようやく注文。今年発売された「OCS:Sicily II」へのお誘いもあり、そろそろOCSに復帰すべく、ソロプレイをすることにした。

復帰ソロプレイに選んだのは、OCSスターターガイド(Reluctant Enemies収録)でも入門用シナリオとして挙げられている「Case Blue」の第2次ハリコフ戦シナリオ「The Failed Offensive」。上写真のように、使用マップは1枚、6ターンのみの短期シナリオである。「Case Blue」購入直後の2008年2月にもソロプレイしたが、なにせ8年前、すっかり印象も薄れてしまい、その感触も思い出したいということで。

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史実的には、ソ連軍(赤い矢印)がハリコフの南北で突出したものの、ドイツ軍(青い矢印)の2個装甲師団の機動防御で頭を押さえられ、突出部南の脆弱な横っ腹をあっさり衝かれて包囲撃滅されるという展開。まるで出来の悪いバルジ戦である。実際にユニットを並べてみても、ソ連軍の横っ腹はスッカスカで陣地も構築されておらず、よくまあこれで攻勢に出たなあという印象だ。1942年夏のソ連軍はその程度だったと言えばそれまでだが。

しかしソ連軍の初期配置補給ポイント(SP)は40。各ターン固定で4SPが追加される。第1ターンの砲撃はSP消費無しでOK。戦闘消費SPも通常の1/2で良いのは、かなりありがたい。前回のソロプレイでも、序盤でドイツ軍戦線をかなり混乱させたので、「攻撃は最大の防御」精神で6ターンを攻めきるしかないか。もっとも予備マーカーは2枚しかなく、組織的な突破戦闘は期待できない。とにかく第1ターンに派手に打って出て、行けるとこまで行ってこいという感じか。

対するドイツ軍は、初期配置21SP、各ターン固定で3SP追加。4枚の予備マーカーは、ハリコフに控える第3・第23装甲師団と、南部に控える第14装甲師団、第60自動車化師団に置いた。ドイツ軍の補給も潤沢ではないので、いつどこで乾坤一擲の反撃を加えるか、タイミングを見極めたい。やはりソ連軍の横っ腹を南から衝き、Barvenkovo(A3507)で鉄道線を切り、3ヘクス北に位置するソ連軍のエクステンダーを潰せば、突出部隊をまるごと補給切れに……できるのか? そのあたり状況を見極めて、ここぞという時点で斬り込ませたい。ということでソロプレイ開始。

ちなみに選択ルール21.2「ステップに比例した戦闘力」21.8「空ヘクスへの攻撃」を適用。21.2「ステップに比例した戦闘力」は選択ルールとは言え、補給消費との兼ね合いから必須だと思うが……(わざと複数ステップ師団を分割して基幹ユニットを1ステップにし、1トークンだけ消費してフル攻撃力を発揮させる、という裏技が使えてしまうので)

【Operational Combat Series】「Sicily II」Primasole Bridge AAR

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昨日は「Western Sicily」シナリオに続き、「OCS:Sicly II」のイギリス軍シナリオとも言うべき「Primasole Bridge」シナリオを対戦した。今回は自分が攻撃側、連合軍を担当。連合軍は2ターン以内に、アウグスタ、シラクサを占領するのが勝利条件である。チュニジアからはイギリス第1空挺師団(と言っても2個戦闘集団+工兵大隊+砲兵大隊のみ)が降下して空挺堡を築き、それに対して地上部隊(2個歩兵師団+1個機甲旅団)が連結し突破口を拡大するという、小型マーケットガーデン作戦のような趣である。ミニシナリオながら、空挺作戦はもちろん、空軍作戦もしっかりやり、挙げ句の果てに空母まで登場するため、やや内容過多ではある。ちなみに旧版の同シナリオの様子は以下に。

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第1ターン。早速、イギリス第1空挺師団が降下。降下位置がずれ、敵ユニットのいるヘクスに下りてしまうと全滅、という酷な状況だったが、運良くすべて無事に降下し、枢軸軍飛行場も奪取。非活性状態の戦闘機を追い散らすなどして、空挺堡を確保した。

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連合軍には潤沢な砲兵、爆撃機、さらに艦砲射撃もあるため、まずは第1目標のアウグスタに砲撃をかまし、市内に陣取る部隊を混乱させたうえでイギリス第5歩兵師団がこれを奪取。イギリス第50歩兵師団も、混乱したドイツ軍シュマルツ戦闘団を除去した後、突破モードを得て、渡河して降下猟兵スタックを後退させ、カタニアへの道を前進した。

一方、枢軸軍も、イタリア本土から増援の降下猟兵を飛行場へ空輸。これに対しては洋上に浮かぶイギリス空母インドミタブルの艦載戦闘機が迎撃に向かったが、あえなく撃退されてしまった。また密集してしまったイギリス第50歩兵師団+第23機甲旅団スタツクに対し、混乱状態の砲兵による砲撃が当たり、このキラースタックが混乱状態に。これは連合軍の失態。なにもまとめて置く必要は無かったのだ。

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第2ターン。それでも連合軍は、カタニアまでの湾岸道路上に居座る枢軸軍ユニットに砲爆撃を浴びせまくって、いずれも混乱状態に。しかし枢軸軍ユニットは、アクションレーティングが高いため、混乱しても動じることはなく、奇襲を受けないどころか、逆奇襲に及び、連合軍を撃退。連合軍はカタニアまでたどり着けず、敗退となった。川向こうの空挺堡まで地上部隊が連結できなかったという、まさに小型マーケットガーデン作戦な結末に。

こちらのシナリオも、ターンが短い&補給ポイントが少ないため、やはり詰め将棋的というか、パズルを解くような思考が要求された。連合軍は、ひとつ失敗すると、それが大きく響いてしまうのも「Western Sicily」シナリオと同じか。まあターン数の短いOCSシナリオでは、だいたいそんなものだろう。入門者には「Western Sicily」の方が良いと思う。こちらは空挺ルールや空輸ルールも読む必要があるし。とは言え、短時間で終わるので、一回終わったら、ささっと戻して再プレイしやすいのはたしか。自分はまだ未購入だが、懸案の「Beyond the Rhine」「Tunisia II」とまとめて入手しておきたいとは思う……

【Operational Combat Series】「Sicily II」Western Sicily AAR

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今日は、秋葉原イエサブにてN村氏とOCS最新作「Sicily II」を初対戦。旧版は所持しているもの「II」はまだ入手しておらず、N村氏所蔵のモノで味見とあいなった。旧版は、OCS非標準スケールかつフルマップ2枚だったが、「II」はフルマップ1枚に収まっており、作戦全体が扱いやすくなっている印象。まずはアメリカ第2機甲師団によるパレルモ突破を扱うミニシナリオ(3ターンのみ)「Western Sicily」を対戦し、自分は枢軸軍を担当した。ちなみに旧版の同シナリオ「Drive on Palermo」の様子はこちらに。

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第1ターン。まずアメリカ第2機甲師団は、A戦闘団的なスタック(戦車大隊+軽戦車大隊+機甲偵察大隊)で海岸沿いの道を打通すべく、脆弱なイタリア軍守備隊にオーバーラン攻撃。しかし一発ではこの道を突破できず(そして戦車大隊も失ったため)、続けてB戦闘団スタックを投入。なんとか邪魔なイタリア軍ユニットを蹴散らし、先鋒部隊は勝利条件に関わるマルサラまで達した。山間部にはレンジャー大隊が進撃しているが、こちらからの打通は、旧作同様なかなか難しいようだ。

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第2ターン。島の西端を横切る形で、第2機甲師団の一部+アメリカ第3歩兵師団がパレルモに一気に到達。これに対し、予備モードで待ち構えていたイタリア軍砲兵部隊が阻止砲撃を加えたものの、アメリカ兵が6ステップも集まっていた(砲撃有利3コラムシフト)のに砲撃を外すというていたらく。パレルモは呆気なく陥落し、島の西へ延びる枢軸軍補給線も途切れてしまった。

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第3ターン。補給切れ死をまぬがれたイタリア軍が点在する盤面を、アメリカ第3歩兵師団がパレルモから取って返し、艦砲射撃の支援下、マルサラを奪取。消耗激しい第2機甲師団もトラパニを落として、勝利条件の3都市を制圧したアメリカ軍が勝利した。

一応、イタリア軍は為す術無くやられたが、と言ってアメリカ軍が楽勝とも思えない。やはりターン数が短い&補給ポイントが限られているので、一回のしくじりが結構響くと思う。まあ入門者が、OCSの詰め将棋的プレイを覚えるには格好のシナリオで、旧版でもパズルっぽいシナリオだったので、その雰囲気もいまだ健在だった。また旧版では、アメリカ歩兵師団に各連隊ユニットが用意されていたため、より柔軟な運用が行えたが、旧版と新版、どちらを選ぶかはお好み次第。

この後、イギリス軍ミニシナリオ「Primasole Bridge」も対戦したが、それは次の記事にて。

【戦国群雄伝】「関八州古戦録」箱根の坂 (小田原征伐) Solo-Play AAR

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さてセットアップ編に続いてソロプレイ編。まず第1(3月第2週)ターン。先手・北条方は、各地の城に籠城しつつも、総大将・北条氏直隊1万6千だけは、小田原城を出て足柄城に布陣。徳川隊約3万との野戦に及んだ(双方山地ヘクスにいたので総大将同士の合戦にはならない)。北条方西方防衛線と呼ばれる、足柄城、山中城、松井田城のうち、第2ターン中に豊臣方がどれかひとつでも落としていないと-5勝利点となるため、この3城はすぐにでも落としたいところだ。

第2(3月第3週)ターン。豊臣秀次隊1万5千を主力とする本格的な山中城攻め(強襲)が始まった。しかし籠城する北条氏勝隊5千は鬼神の如く奮戦し、豊臣方の山内一豊田中吉政、蒲生郷成、大田一吉が次々討ち死に。最終的に3ステージに及ぶ強襲の末、山中城は落ち、氏勝隊は殲滅されたものの、豊臣方は総計31ステップを失うと云う大損害をくらった。

一方、足柄ルートを守る北条氏直隊も、本多忠勝榊原康政隊を撃退したものの、千葉清胤が討ち死にし、小田原城へ撤退。入れ替わりに小田原から内藤綱秀4千が足柄城に入ったが、徳川隊の強力な打撃力にかなうはずもなく、あえなく籠城。また松井田城も陥落し、上杉景勝真田昌幸隊は箕輪城へ前進。北関東では、豊臣方として佐竹氏、宇都宮氏、結城氏も動きだした。

第3(3月第4週)ターン。堀秀政率いる北国勢は、伊豆・韮山城を包囲。佐竹隊が笠間城を、徳川隊が足柄城を、上杉・真田隊が箕輪城を攻め落とした。またこのターン、ようやく山中城豊臣秀吉本軍が到着。秀次のふがいない山中城攻めに憤慨しつつも、部隊を再編成し、箱根を越えて小田原へと向かった。

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第4(4月第1週)ターン。前田利家隊が国峰城を、宇都宮・結城隊が壬生城を陥落。徳川隊がのんびり回復に徹するのを横目に、豊臣本軍は小田原城隣接ヘクスに展開。しかしこの時点ではまだ包囲に必要な100戦力(小田原の城レベル5✕20戦力)には達していない。また秀吉本隊は、ヘクス2038に一夜城を建設すべく、それに必要な50戦力を結集させつつあった。

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第5(4月第2週)ターン。秀吉+織田信雄隊により一夜城建設開始。小田原周辺には、豊臣秀次、秀勝、宇喜多秀家を中核とする100戦力が集まり、城の包囲も始まった。包囲は行動力3の部隊に任せ、行動力4の小早川隆景蒲生氏郷、そして水攻めボーナスのある石田三成は、相模・武蔵へ侵攻。佐竹隊は小田城を、徳川隊は津久井城を、上杉・真田隊は沼田城を、前田隊は厩橋城を奪取。ここから先は、ひたすら豊臣方の攻城戦が続く。

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第6(4月第3週)ターン。堀隊が韮山城を、前田隊が金山城を、上杉・真田隊が桐生城を奪取。

第7(4月第4週)ターン。小早川隊が小机城を、石田隊が玉縄城を、徳川隊が八王子城を、佐竹隊が土浦城を、宇都宮・結城隊が小山城を奪取。しかし周辺の城が次々落ちる中、このターン、小田原城の包囲はまったく進捗していない。

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第8(5月第1週)ターン。徳川隊が河越城を奪取。石田三成前田利長隊は「のぼうの城忍城を包囲。

第9(5月第2週)ターン。佐竹隊が江戸崎城を奪取。小田原城は耐久力8、士気-2。

第10(5月第3週)ターン。徳川隊が岩槻城を、小早川隊が江戸城を、堀隊が下田城を奪取。

第11(5月第4週)ターン。下田城陥落を見届けた直後、堀秀政が病没。上杉・真田隊が松山城を、徳川隊が古河城を、蒲生・織田信包隊が三崎城を奪取。

第12(6月第1週)ターン。上杉・依田・真田隊が館林城を、前田隊が鉢形城を奪取。石田隊も、無事に忍城を奪取。小田原城は、耐久力6、士気-3。

第13(6月第2週)ターン。一夜城が完成。史実(6月26日)よりやや早いか。徳川隊が関宿城を奪取。

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第14(6月第3週)ターン。小田原城は、耐久力2、士気-3。

第15(6月第4週)ターン。徳川隊が牛久城を、上杉・前田・真田隊が唐沢山城を奪取。

そして最終第16(7月第1週)ターン。佐竹隊が佐倉城を、小早川隊が東金城を落としたことで、小田原以外の北条方の城はすべて陥落。第2ステージで小田原城も、耐久力0、士気-3となり、落城した。

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シナリオ終了時の関東全景。徳川隊が打撃力にモノを言わせて、城を強襲しまくり、全16ターンで8カ所の城を奪取。上杉、佐竹あたりも強襲を多用したが、基本的には各隊じっくりと包囲で済ませた。ただ小田原城の包囲では、まるまる1ターン成果の出ない場合もあり、途中「大丈夫か?」と焦ったりもした。

そして戦巧者の徳川や上杉や小早川が次々城を落とす中、「お前も豊臣家の意地を見せてこい」とばかりに山中城攻めを任された豊臣秀次や、忍城攻略に送り出された石田三成が感じたプレッシャーはいかばかりか。そして送り出した身内連中に次々ポカをやらかされた秀吉の心中も……

対戦シナリオとして見ると、やはり一方的な包囲戦になるのだろう。もちろん氏直に足柄を、氏政に箱根を守らせて野戦をさせてもいいが、結局は今回のように、徳川に攻められた部分が崩れると思う。まあ、あまりバランスを問うテーマでもないだろうし、こうなるしかないテーマだとも思う。いっそこれ、豊臣方主体のソロシナリオとして割り切り、北条方を自動的に籠城させ、最終ターンまでに小田原が落とせるかをタイムレースとして楽しめれば良いんじゃないかと。ダイス目に祟られれば、最終ターンになっても小田原が落ちない可能性もままあるし。

【戦国群雄伝】「関八州古戦録」箱根の坂 (小田原征伐) Solo-Play Set-Up

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大河ドラマ真田丸」もいよいよ小田原征伐。ということで、ツクダ戦国群雄伝シリーズ「関東制圧」の同人エキスパンション「関八州古戦録」収録の小田原征伐シナリオ「箱根の坂」を初めてソロプレイすることにした。ゲーム期間は、天正十八年(1590)3月第2週ターンから7月第1週ターンまでの全16ターン。勝利条件は、豊臣方が北条氏直・氏政を共に討ち取るか、小田原城を陥落させるか、最終ターンまでに120得点(城の獲得と敵ユニットの除去など)を取れば勝利。逆に豊臣秀吉を討ち取ればその時点で北条方の勝利だが、まあ相手の総大将を除去するのはなかなか難しい。やはり小田原城を落とすか、最終ターンまでの得点の積み上げになるのだろう。※以下、武将の能力表記は(戦力・野戦修整・行動力)

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豊臣方・東海道方面軍先鋒は、駿府城に集結した徳川家康(★★344)3万1千(93戦力)と織田信雄(★★202)率いる美濃衆1万5千(30戦力)。頼りなさ過ぎる信雄隊に比べ、徳川隊は豊臣方最強の軍勢である。家康本隊1万3千(39戦力)を中核とし、酒井忠次(★334)隊6千(18戦力)、本多忠勝(★334)隊4千(12戦力)、榊原康政(★334)隊4千(12戦力)、井伊直政(★334)隊3千(9戦力)と、徳川四天王全員が野戦修整3、行動力4という頼もしさだ。

ちなみにルールには明記されていなかったが、水野忠重(★324)は、豊臣家臣バージョン(202)に差し替えた。その代わり、徳川家康の統率力(ユニットを何個率いられるか)を9から12に上昇。こちらも明記されていないが、追加統率ボックスは用意されているので、多分そうなんだろうと思う。

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第1ターンに登場する豊臣家第一陣は、豊臣秀次(★★213)隊1万3千(26戦力)を中心とする総勢5万1千(102戦力)。しかしまともに作戦できそうなのは、豊臣秀勝(★★213)隊7千(14戦力)、蒲生氏郷(★224)隊5千(10戦力)程度で、いかにも烏合の衆。堀秀政(★224)には、病没チェックもある……

第2ターン登場の豊臣家第二陣1万9千(38戦力)は、さらに烏合の衆っぽい。福島正則(★222)も、まだ一手の将としての器ではない。徳川家を出奔した石川数正(224)がいるのがご愛敬。

第3ターンにようやく第三陣として豊臣秀吉(★★★224)隊1万5千(30戦力)を含む3万8千(76戦力)が登場。頼りになる小早川隆景(★224)に1万(20戦力)を預け、「水攻めで城を落とすと追加2勝利点」という特別ルールがある石田三成(☆213)にも6千(12戦力)を任せた。無論、目指すは「のぼうの城忍城である。

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信濃上田城に結集した豊臣方・中山道方面軍は、前田利家(★★224)率いる1万8千(36戦力)、上杉景勝(★★333)率いる1万(30戦力)、真田昌幸(★344)を含む信濃衆7千(21戦力)と、合計3万5千(87戦力)に及ぶ。ちなみに前田家の将・奥村永富(★222)は「一夢庵風流記/花の慶次」でも知られる奥村助右衛門。主人公・前田慶次郎前田利益(232)としてユニット化されている。また上杉隊には直江兼続(★333)、真田隊には矢沢頼綱(333)と、大河ドラマ的な面々も勢揃い。

これに対して北条方は、松井田城に大道寺政繁(★312)率いる2千(6戦力)の手勢がいるのみ。一応、武蔵・鉢形城には「北関東を見捨ててはおけぬ!」と小田原城から駆けつけた北条氏邦(★★322)隊5千(14戦力)がいるが、これまた勝ち目は無さそうだ。そして武蔵・忍城には酒巻靱負(334)が待ち構えているが、このユニット名も「のぼうの城」以後の発売であれば「成田長親」だったのだろうなあ……と思う。※「関八州古戦録」発売は「のぼうの城」発売(2007年11月)直前の2007年夏。惜しい!

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この未曾有の大軍に対し、北条方主力4万2千(94戦力)は、もちろん小田原城にある。とりあえず当主・氏直(★★★323)隊1万6千(39戦力)、御大・氏政隊(★★★323)1万6千(33戦力)、北条氏房(★313)隊6千(13戦力)、内藤綱秀(★323)隊4千(9戦力)に編成してみた。氏直・氏政親子もそれなりのレーティングだが、なにしろ相手が大軍(しかも精鋭徳川隊含む)なので、決戦ともなれば、恐らく大敗した後、士気喪失して小田原城に逃げ込み、そのまま落城……ということに成りかねない。一応、山中城北条氏勝(★312)隊5千(14戦力)、韮山城北条氏規(★333)隊4千(12戦力)が初期配置され、箱根ルートは塞いでいるものの、足柄ルートは無人なので、別働隊を送らなければならないだろう。ちなみに自由配置の武将については、デザイナー・錦大帝氏のQ&Aにあったヒストリカル配置を採用している。

関八州古戦録Q&A - 錦大帝の雑記帳

さらに北条方には、下総・佐倉城に千葉清胤(★212)6千(12戦力)があるものの、これも豊臣方の関東武将……常陸・太田城の佐竹義重(★★333)1万(30戦力)、下野・宇都宮城の宇都宮国綱(★213)4千(8戦力)に比べると、いかにも頼りない。また豊臣方、下野・結城家の家臣に水谷蟠龍斎(344)なるチートユニットがあるが、こちらは「負け知らずの猛将」と称えられた結城四天王の一人だそうで。

結局、おおよそ豊臣方20万vs北条方6万という、豊臣方のワンサイドゲームになるのだろうが、実際、豊臣方が小田原城を落とすまでどれくらいかかるのか、小田原が落ちるまでにどれだけ関東の城を落とせるのか、というあたりを検証するなら楽しくなりそうだ。小田原征伐には「豊臣家の威勢を関東諸将に見せつける」という裏テーマもあっただろうから、あえて精鋭徳川隊を外し、史実のように豊臣本軍で山中城韮山城を力攻めしてみたり、忍城を水攻めにしてみようとも思う。それではソロプレイ開始。

のぼうの城

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【Wargaming Column】あれから35年:三つ子の魂百まで。

10年前の記事の続き。今日でウォーゲーマー歴35年になった。と言っても「あれから25年」記事を書いた2006年当時と比較すると、ウォーゲームに対するモチベーションもずいぶん下がった。コレクションは半分以上、処分したし、月イチで開催していた自宅会もとんとご無沙汰。新作も滅多に買わなくなった。最近は、新作をプレイしている自分が全然イメージできず、買っても遊ばないなー、だったら買うのは延期するかー、という感じだ。相変わらずの、ほぼ引退状態キープ、である。

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しかし35年経っても、本質的な部分は35年前とたいして変わっていないなあとも思う。35年前の1981年6月6日、初めて買った「Panzer Leader」のオマハ海岸上陸シナリオを遊んだが、ここ最近プレイしている「GTS:The Greatest Day」も、おおざっぱに言えば同じようなものだ。ゲームとしてものすごく洗練され、進化したとは言え、結局はノルマンディ海岸での戦術級ゲームを楽しんでいるのだから、三つ子の魂百までとは良く言ったものだ。

三つ子の魂百までと言えば、自分が2番目(1981年12月)に買ったウォーゲームは、SPI「NATO Division Commander」だった。あの、ちまちまとした詳細な作戦級に、初心者ながらも挑んだあたりが、今の「GOSS(Grand Operational Simulation Series)」や「OCS(Operation Combat Series)」のプレイに繋がっている気がする。そして3番目(1982年1月)に買った「Squad Leader」の流れは、もちろん「ASL(Advanced Squad Leader)」に繋がっている。これから先は、そういった三つ子の魂的に昔から好きな要素があるモノにしか手が出ないのかもしれない。

全体的に見ても、新作に挑戦するエネルギーが減って、馴染みのあるシステムにしか手が出なくなっている。もちろん知見を広げるという意味では、いろいろなゲームに触れた方が良いのだが、あいにくそのエネルギーは無いし、無理する必要もないかなと思う。一時期はだいぶ手を広げたので、今は収束する時期なのだろう。これからも「馴染みのシステムの新作」は追いかけるが、生粋のご新規には手が伸びないかもしれない。と言いつつ、The Gamersの新シリーズBCS(Battalion Combat Series)はどんなもんかな、と気にはしているが、さて5年後、10年後、どうなるかは未知数……