3年前発売のシックス・アングルズ12号、「ドイツ中央軍集団 白ロシア電撃戦」を購入した。ゲームスケールは1ターン=半日、1ヘクス=10キロ、1ユニット=師団/連隊規模で、バルバロッサ作戦中央部の最初の一週間を扱うゲームである。
特徴的なルールとして、両軍は軍団毎に隊形を決定せねばならず、準備攻撃、機動攻撃、拠点防御、後退防御、行軍、予備という6種類の隊形によって移動力や損害の被り方が変わってくると云う。この「簡易NATO Division Commander」的なルールに興味があり、発売当時も買おうと思ったが、いつの間にか3年も経っていた。
ターン・シークエンスも、攻撃、敵の予備移動、移動と変化球だが、こういった独特なシステムを味見するのは好きだ。恐らく実験的なプログレッシブ・ロック好きと関係しているのかもしれない。自分は実験的な部分が無いとややつまらなく感じてしまうし、実験作に付き合うのもまったくかまわない性質である。そういう意味では、良い刺激を貰えそうな実験作である。