Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

GMT「Ukraine'43」 Scenario 3 Breakthrough AAR

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※写真はシナリオ1の配置図。

Yossy氏と「Ukraine'43」を対戦してきた。今までも何度も対戦したゲームだが、さすがに重たく序盤の7ターン程度しか経験できておらず、ゲーム後半の展開がどうなるか確認できていない。ならば今回は8ターン以降の展開を味見してみようと、シナリオ3「突破」をチョイスしてみた。自分はソ連軍担当である。

さてシナリオ3は、すでにドイツ軍が陣地線を放棄した後で、しかも傷ついた北部戦線はスカスカ状態である。ソ連軍は、まずこの北部戦線に圧力を加え、ドイツ軍の防御線をぐいぐい南へ押し下げていった。しかしこの方面には大きな勝利条件ヘクスもなく、ドイツ軍はキエフのみ3枚スタックで堅持し、整然と後退していく。

その頃南方では、ジューコフ元帥の督戦により、ソ連軍がスターリノ(2VP)を奪取した。勢いに乗るソ連戦車軍に対し、ドイツ軍は鬼のように強力な装甲軍団2個を叩きつけ迎撃。マグニチュード3の激戦はドイツ軍に軍配が上がったものの、ドイツ装甲師団のステップロスも著しく、痛み分け以上の苦境に。

その後もモグラ叩きの如くドイツ装甲軍団は戦線の火消しに活躍したが、ドイツ軍はじりじりと後退している。一方、北方のソ連軍はチェルニゴフ、ポルタヴァを陥落させ、カネフ付近でドニエプル渡河にも成功した。目前には、チェルカッスィ、クレメンチョークも見えている。さあここからソ連軍の橋頭堡拡大なるか?それをドイツ装甲軍団は押しとどめられるのか……と云う緊迫した段階でゲームを終えた。

第12ターン終了まで僅かに5ターンのみの対戦ながら、プレイ時間は5時間弱。自分もYossy氏も疲労困憊した。いや、本当に本当に疲れるゲームである。しかし久しぶりに遊んだお互いの感想は「やはり面白い」。攻めるソ連軍の立場からすると、陣地線をぐりぐりこじ開けるシナリオ1or2より、戦線が大きく動いたので楽しめた。ドイツ軍もヤラレっぱなしではなく、装甲軍団の運用を楽しめるし。

感心したのは12ターン終了時が、史実の10月10日戦線に近づいていた事。あと2ターン進んでいれば、ちょうど等しくなるぐらいにヒストリカルな展開であった。今更言うまでもないが、傑作の名は伊達ではない。でも本当に疲れた……