Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

エポック/CMJ「バルジ大作戦」

■コマンドマガジン別冊第16号『バルジ大作戦』

【回顧録:この記事は2015年11月に回想した記事である】

エポック「バルジ大作戦」を入手したのは、2000年にコマンドマガジン別冊として再版された時だった。

一応、小学生の頃に初めて読んだ戦記がジョン・トーランド「バルジ大作戦」だったし、バルジ戦には思い入れもあるはずだが、なぜか80年代当時、エポック版を買う気にはなれなかった。もっともSPI「Battle for the Ardennes」にも食指が動かなかったので、1ユニット=連隊級バルジが好きではなかったのだろう。しかしHJ版「Last Gamble」は嬉々として買ったので、せめて戦車は大隊級が良かったのか、あるいは戦車イラスト/シルエットが欲しかったのかもしれない。とは言え、エポック「バルジ」を好む人も多そうだったので、一度触れてみるかと思い、再版版を買った記憶がある。

で、何度かプレイをしたのだが……正直、エポック「バルジ」の面白さが分からなかった。もちろん自問もした。みんなが面白いと言っているのだから、自分の遊び方が悪かったのではないか?と。だが何度プレイしても、自分が求める「バルジ」がそこには見えなかった。どこがどう面白くなかったか、論理的に説明するのも野暮だろう。これは、ただ単に好みに合わないんだな、Not for Meなんだなと気づき、無理に面白みを探す時間があるなら別のバルジ戦ゲームを遊んだ方がいいやと見切りをつけ、後に手放してしまった。やはり80年代に買う気になれなかった感覚が正しかったようだ。

JWC(ジャパン・ウォーゲーム・クラシックス)バルジ大作戦

バルジ大作戦」は、最近またJWC版として再版され、不朽の名作というキャッチコピーが付けられている。きっと名作と思われる方も多いのだろう。ただそれを見て、世の中の好みと、自分の好みは、ずいぶんかけ離れているものだなあと思った。