「戦略論 現代世界の軍事と戦争」を購入。本書は、戦略研究の教科書的な位置づけで「そもそも人間はなぜ戦争をするのか」という文化的な問いからスタートしつつ、現代の戦争をおおまかに概説している。
しかし、まず最初に述べられるのは、戦略研究家たちが浴びせられる『どうせお前ら戦争が好きなんだろ』という偏見的な批判についてである。そういった批判は、ウォーゲームを趣味とする人たちも他人事ではないだろう。本書でも『戦争は、単に無視すれば姿を消すものでは決してない』というスタンスを打ち出しているが、自分としても、そのような軸を持ちつつ、この趣味に触れていこうと思う。