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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Grand Tactical Series】MMP「No Question of Surrender」

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「The Devil's Cauldron」「Where Eagles Dare」に続く、GTS(Grand Tactical Series)第3弾「No Question of Surrender」が到着。今回のテーマは、1942年5~6月、北アフリカ戦線ビル・ハケイムの戦いである。ボックス陣地に立て籠もった第1自由フランス旅団を、ドイツ軍第90軽師団、イタリア軍アリエテ戦車師団、トリスエテ師団が攻めるという、GTS初のワンマップ(実質1/2マップ強)のゲームだ。

1ヘクス=500mの「TDC」「WED」とは異なり、本作では1ヘクス=333mとなったため、ユニットの移動力、射程、及びそれに伴う修正値も変わっている。マップ地形は、砂漠、道路、地雷原とシンプルで、遮断地形も無し。特別ルールには、砂嵐、フランス軍の士気と補給などがあり、元祖「Panzer Command」とはまた異なる対砲兵射撃ルールも登場した。ユニットは、恐らくウォーゲーム史上初のイタリア軍&フランス軍式兵科記号。正直、記号だけ見てると何がなんだか全然判らないが、そういうコダワリにもにやにやしている。ユニットの中には、自由フランス軍旅団長ケーニグ准将の運転手兼愛人、スーザン・トラヴァース女史までおり、イベントで彼女が負傷すると、フランス旅団の派遣値(Dispatch Rating)が落ちるというルールもあり。

外人部隊の女

外人部隊の女

 

シナリオは、2ターン、6ターンで終わるイタリア軍攻撃シナリオと、10ターンがかりのドイツ軍攻撃シナリオ、76ターン・キャンペーンの4本を収録している。キャンペーン以外は遊びやすそうな規模だ。本作は、GTS初のワンマップ・ゲームであるし、規模的な部分については初心者向きかと思う。見慣れない兵科記号と、機動余地の無さそうな陣地戦に抵抗が無ければの話だが。

それにしても、まだ「Where Eagles Dare」のシナリオ検証も終わっていないし、せっかく出たので「TDC」+「WED」キャンペーンもやってみたい。さらにGTS初心者には本作でインストしたいしで、GTS三昧の予感である。ちなみに次のGTSは、ノルマンディ上陸作戦「The Greatest Day」三部作で、第一弾は、英軍海岸編「The British Beaches」(マップ4枚)の予定。MMPサイトでは、来年の冬に出したいとか言ってるけど正気だろうか。導入シナリオは「ヴィレル・ボカージュヴィットマン」。これも楽しみである。