Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Grand Tactical Series】MMP「Where Eagles Dare」

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「The Devil's Cauldron」の続編にしてGTS(Grand Tactical Series)第2弾、「Where Eagles Dare」がようやく到着。個人的にはGTSこそWWII作戦戦術級の最高峰システムと感じており、これでようやくアルンヘム以外でも戦えるかと思うと感無量である。※基本ルールのアップデートに関しては未確認

アルンヘム、ナイメーヘン方面を扱った「TDC」に対し、「WED」はソン、アイントホーフェン方面をカバーしており、2作合わせるとマーケット・ガーデン作戦全体を包括できる。ただし「TDC」のマップ4枚+ミニマップ3枚に「WED」のマップ5枚を繋げて置ける場所が問題だ。

カウンターは1900個超だが、半数以上がマーカー類で、戦闘ユニットもシナリオ用、キャンペーン用でダブっているモノもあり、実際に使うユニットは意外に少ないかもしれない。その戦闘ユニットは今回も見ているだけでニヤニヤする出来。主役のアメリカ第101空挺師団には当然「バンド・オブ・ブラザーズ」こと第506連隊第2大隊E中隊(最高練度8!)があるのは勿論、「バンブラ」第4話で叩きのめされた際の練度4バージョンも収録。 またソン橋に迫るパンター小隊を撃退した第101師団司令部ユニットや、バズーカ砲班ユニットも揃っている(下手な歩兵より強い)。

対するドイツ軍にも、第559重駆逐戦車大隊のヤークトパンター、マルツァーン少佐指揮の第2107パンター戦車大隊があるなど「TDC」同様、戦史ネタひろいまくりの嬉しい内容になっている。まさに「ウォーゲーム版ラスト・オブ・カンプフグルッペ」とも言うべき味わいで、プレイすることによって、多視点・群像劇な戦記が繰り広げられるはず。

シナリオは、マップ1枚の一部を使う導入用×2があるものの、それに続く中間シナリオがマップ3枚、上級シナリオがマップ4枚と、日本の一般住宅で遊ぶにはかなり厳しいサイズだ。「TDC」では裏面を利用したシナリオ専用マップもあったが、今回は1マップ・シナリオすら無いという不親切設計である。その辺りの意味も含めて、実は本作は「TDC」の巨大なオマケであり、連結キャンペーン・ゲーム用のエクスパンション・キットにも思える。「TDC」無しで、本作のシナリオだけで楽しめるのか早速、検証せねば。

ラスト・オブ・カンプフグルッペ

ラスト・オブ・カンプフグルッペ