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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Great Battles of History】「Samurai」 長篠合戦 Solo-Play AAR

GMT GBoH Samurai

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「Samurai」の長篠合戦シナリオをソロプレイしてみた。写真手前の水色ユニットが武田勝頼軍、奥の赤ユニットが織田信長軍、黄色が徳川家康軍である。徳川信康鳥居元忠石川数正は位置的にか、織田軍扱い。やはりこのユニットカラーには違和感がある。プレイに際しては、一部「Ran」ルールを適用。除去に至るプロセスや、ターンシークエンス等々。織田・徳川合わせて軍勢活性値4とし、家康はあくまで一武将として扱った。

織田・徳川連合軍の鉄砲は合計14ユニットで、うち2ヘクスには鉄砲3枚スタックが存在している。伝説的に伝わる「三段撃ち」だろうが、この鉄砲は早合(当時の弾薬カートリッジ)を使用しており、 武田軍の鉄砲より威力・命中率に勝るうえ、連合軍鉄砲スタックのみ連続射撃(Volley Fire)が可能となっている。当然、連合軍の前線には馬防柵も据えられている。※プレイしにくいので、馬防柵マーカーはスタックの一番下に置いていた。しかもセットアップ時点で、すでに両軍とも鉄砲射程内のうえ、武田軍には攻撃を強制するような特別ルールもあるので、とにかく突っ込むしかない展開かと思う。

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まず先手は織田軍・滝川一益隊から。武田勝頼本陣を守る鉄砲隊に連続射撃を浴びせ、早くもこれを除去した。継戦チェックにも成功したが、すかさず武田軍が割り込み成功。内藤昌豊隊が徳川軍前線に突入する。しかし内藤隊は、機会射撃と白兵戦で全ユニットが混乱。早くも敗走し、続いて武田信廉隊も壊滅する。

それでも武田軍左翼の原昌胤隊が、徳川軍・大久保忠世隊に肉薄。大久保隊は連子川を越えているため、河川の効果はなく、ここなら!とばかりに赤備え・山県昌景隊も突入し、大久保隊は敗走。そのまま原、山県隊は徳川軍右翼へ攻めかかった。

しかしこの間に、徳川軍・本多忠勝隊が陣地転換で鉄砲3枚スタックを構築。射距離3ヘクスにもかかわらず、猛射撃で原隊を敗走させた。山県隊は孤立しながらも、徳川軍・大須賀康高隊を襲うが、徳川軍・榊原康政隊が馬防柵から出て、山県隊を包囲。 榊原vs山県の一騎打ち場面の後、山県隊も敗走した。

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この時点で、武田軍は4軍勢が敗走。なにせ各隊3~4ユニット程度なので、わずかな混乱から、すぐ敗走してしまう。敗北デッドラインに近づいた武田勝頼は、ヤケクソで特別ルール「一斉騎馬突撃」を下命。「御旗盾無、御照覧あれ」を合図に、武田軍の全騎馬ユニットが前線へ突撃した。しかし織田軍の鉄砲スタックは依然、健在。騎馬5ユニット中2ユニットが突撃途中で消滅し、残ったユニットもたいした戦果は上げられず、逆にこの損害で武田信豊隊が敗走。 ここで織田・徳川軍の勝利が決定した。たぶん6ターン、約2時間ほどで終了である。

試しにやってみたものの、やはりワンサイドなシナリオだった。武田軍は、連合軍前線を一発ぐらいは殴れるが、軍勢が小さいため、すぐに敗走してしまい、二次攻撃を行えぬ間に連合軍に回復されてしまった。シミュレーションとしては正しいが、ゲームとしては成立しないようだ。 ただしオプションルール「降雨」を用いれば、鉄砲が使えなくなるので、 仮想シナリオ「雨の長篠」を楽しむ事もできる。

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