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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Great Battles of History】「Ran」 摺上原合戦 Solo-Play AAR

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「Ran」の摺上原合戦シナリオを試してみた。「東北の関ヶ原」とも言われる、伊達政宗vs芦名義広の合戦である。写真上の青いユニットが伊達軍、手前の黄色いユニットが芦名軍である。伊達軍の前衛には鉄砲ユニットが多く、遠距離からダメージを与える事に長けている。打撃の中核になるのは、侍歩兵3ユニットを有する伊達成実隊。対する芦名軍は質量共に劣るものの、軍勢活性値は伊達軍と同じ3なので、機動の妙で勝ちを狙うと。前回の「耳川」同様、サムライルールは使用せず。

序盤、伊達軍は鉄砲&弓隊を前線に並べ、濃密な射線を構築した。しかし芦名軍左翼・佐瀬河内隊が果敢に突進。伊達軍の射撃ダイスが振るわなかった事もあり、難なく片平親綱隊の射撃3ユニットを除去。この損害により、片平隊は第3ターンに敗走。前線を埋めるべく、早速、成実隊が投入された。佐瀬隊も連続活性化で前進&射撃。成実隊は、割り込みに失敗して動けず、射撃ユニットも無いため、撃たれるままとなった。

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一方、中央部では芦名軍・富田将監隊と伊達軍・猪苗代盛国隊が相討つような形で双方共に敗走。大内定綱隊(射撃ユニット4個)も側面から援護射撃をし、芦名軍・松本源兵衛隊を敗走させた。芦名軍の対応も素早く、平田周防隊を前進させ、片倉隊を封じる。その間に、伊達成実隊は佐瀬隊と戦うも、射撃で受けたダメージが大きく、いったん後退。しかし成実隊は5ユニット中3ユニットが混乱した状態で、敗走ダイス0を振ってしまい、あえなく遁走。確率20%だったのだが……。ところが成実隊を蹴散らした佐瀬隊も、お役御免とばかりに敗走。 この段階で、両軍3軍勢ずつが敗走することになった。

ここで両軍とも、後詰めとも言うべき軍勢を投入した。新たに伊達軍・白石宗実隊と、芦名軍・富田美作隊が激突。しかし白石隊にも射撃ユニットが無く、前進する間にしたたか撃たれ、後退。ここでも低いダイス目が出て、白石隊は呆気なく敗走してしまった。これによって史実とは逆に芦名軍の勝利が確定。勝利決定まで11ターン。3時間弱であった。

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この合戦では、総大将の能力が拮抗しているので、手番を奪い合う場面が多く、「耳川」より面白いと感じた。セットアップした時には「伊達軍有利か」と思ったが、意外にも芦名軍が善戦してくれた。やはり軍勢活性値が3もあり、連続行動が決まればかなり暴れられる。もっとも今回は芦名軍が先手を取る場面が多く、逆に伊達軍ダイスはいまひとつだったので、次はどうなるか判らない。『伊達治家記録』に伝わる 「士卒一人トシテ刃ニ血ヌラザル者ナシ」な反撃が見られるかどうか。ちなみに史実では、開戦当初から伊達軍に砂塵が吹きつけ、 視界を遮られて苦戦したとあるが、そんなルールは無し。芦名軍には、主君に反目して傍観した軍勢もいたようだが、その辺りの特別ルールを自作するのも一興かと思う。