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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

CMJ/3W 「Hitler's Last Gamble」

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【回顧録:この記事は2014年3月に回想した記事である】

2003年5月に国際通信社版「Hitler's Last Gamble」を購入した。「The Last Gamble」と云えば1986年にホビージャパンから発売されていたWWIIバルジ戦ゲームだが、本作はそのデザイナー、ダニー・パーカーの手によるリメイク作である。と云ってもゲームシステムを大きく改変するのではなく、17年の時を経る間にパーカー自身が蓄えたバルジ戦知識を盛り込み、情報のアップデートに主眼が置かれたリメイクなのだろう。自分も「The Last Gamble」を当時買ってプレイもしていたので、この「Hitler's Last Gamble」も期待して購入した覚えがある。

「Hitler's Last Gamble」のゲームスケールは、1午前ターン=8時間、1午後ターン=16時間、1ヘクス=3.2km、1ユニットは旅団・連隊~大隊が基本である。ターン・シークエンスは、補給、補充、予備の指定に続いて、移動、相手方の対応移動、戦闘、突破、工兵フェイズと続く。この辺り「The Last Gamble」から変わっていない。また旧作では基本ルールだけでなく、上級、選択、ヴァリアント・ルールがふんだんに揃えられていたが、本作でもそれは健在である。

一応、本作も実際にプレイしたと思う。かなり記憶が曖昧なのだが、もしかしたら対戦もしたかもしれない。好きで買った割には印象が薄いのはどういうわけだろう。基本ルールだけでもそれなりに負担の重いゲームだし、結構な量のエラッタの確認が面倒だったりして、あまり感触が良くなかったのだろうか。その前後に遊んだ「Wave of Terror」「Ardennes'44」「Dark December」と云ったバルジ戦ゲームはいずれも好印象なのだが……

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こちらが1986年版「The Last Gamble」である。こちらも一応プレイしたが、まるで印象を覚えていない。しかしKarter氏によると「ドイツ軍が結構派手に突破した」と言っているので、そうだったのかもしれない。もしかしたら自分は、本作の付録スタディブック(バルジ戦の解説、両軍の戦闘序列、参考文献等が載っている)ばかり読んで、ゲームは二の次だったかもしれない。それぐらい当時は価値があるように思えたのだ、あのスタディブック。