Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

WE「Eastern Front Tank Leader」Solo-Play AAR

「Eastern Front Tank Leader」のソロプレイを開始。まず戦車戦のみの基本シナリオから 「エルベ河ブルース」をVASSAL上にセットアップしてみた。時は1945年春。怒濤の如く押し寄せるソ連戦車軍団に対し、エルベ河防備にあたるのは、コンドリッツ戦闘団のIV号戦車中隊のみ。戦闘団本部からは、パンターティーガー、ケーニッヒスティーガーの各中隊を増援に差し向けるとの連絡があるも、来援時刻は不明。果たしてコンドリッツ戦闘団はソ連軍の突破を防げるか……という粗筋。

T34/85×6、T34×9から構成されているソ連軍はC3値が最良でもD。主力の第7親衛戦車旅団の4個中隊はT34/85×12から構成。第42自走襲撃砲連隊はSU85×4。最良のCランク部隊である。ただし上位のコマンド、ペアレント・フォーメーション・カードは無いため、 各中隊が活性化できるのは、ターン中に一度だけとなる。またソ連軍中隊はスタック、大隊は中心点から2ヘクス内にいないと指揮範囲外となって孤立ペナルティが課せられる。

シナリオは全12ターンなので、前半にはドイツ軍全部隊が揃うものの、あまり遅いと突破されまくって終わるかもしれない。

さてソロプレイ開始。季節は春。地形は泥濘とし、ランダム決定される地形は、市街化レベル[普通]、 緑地レベル[森]、起伏[険しい]、道路レベル[密]となった。ソ連軍は、2つの突破ヘクスを目指して兵力を二分。渡河直後からドイツ軍IV号戦車中隊の機会射撃を受け、 クイックキル(良好な出目による撃破。行動済みにならない)を含め、T34/85×2ユニットを失うが、第2ターンまでにIV号中隊を全滅させた。

第3ターン、ドイツ軍にパンター中隊(3ユニット)が来援。パンター中隊はBelsk村に入ってソフトカバー(視認困難)を獲得。ソ連軍もT34×9ユニットを接近させて対抗したが第4ターン、割り込み活性化したパンター中隊が先手を打って射撃開始。続くコマンド・フォーメーションによる連続射撃でクイックキルが4回発生し、突破を図ったT34も機会射撃でも撃破され、合計5ユニットが昇天。生き残ったT34×2ユニットが、どうにか盤外突破したものの、思わず「魔女のバアさんの呪いか!」と叫びたくなるシーンだった。

同じく第4ターン、突破ヘクス[1]にティーガー中隊(4個ユニット)が登場。こちらもSU85襲撃砲4ユニットを次々とクイックキル撃破。それでも後続のT34/85親衛戦車中隊はベテラン部隊の意地を見せ、ティーガー1ユニットを撃破して、突破ヘクスにじりじりと接近する。

しかし第5ターン、突破ヘクス[1]からケーニッヒスティーガー中隊も来援。これが突破ヘクス[1]に居座り、T34/85を次々撃破し、第7ターンにはソ連軍が全滅。ドイツ軍が3倍差VPで勝利した。

確かに「Panzer Blitz/Leader」より進化したゲームで、フォーメーション士気を用いた各中隊の継戦能力もうまく表現できている。地形の堅さが、視認困難度で表されるというのも特徴的だ。これで割り込みが不確定だったらもっと面白いのだが、そこは四半世紀前のゲームなので致し方ない部分だろうか。あとソ連軍は割り込まれるの前提で、もっと上手く戦わないとダメだろう…… とりあえず練習プレイはこんなところで。うまくいけば週末に対戦である。