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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

Fifth Column Games「Lost Battles」

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ぶらり立ち寄った神保町・書泉グランデで 「輸入ボードゲーム20%引きセール最終日!」とあったので、 つい釣られて衝動買いしてしまった。しかも結構な大物…… 購入したのは、Fifth Column Gamesの新作「Lost Battles」だ。本作はキングス・カレッジ・ロンドンの教授、 フィリップ・セイビンの古代戦研究書にしてミニチュアゲーム・ルール「Lost Battles」を元にして出版されたゲームである。

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本作にも同梱されている書籍版「Lost Battles」では、5×4枚のタイル上で古代ギリシア、アレキサンダー大王、 ポエニ戦争等での会戦を再現するミニチュア・ルールが付いている。しかしタイルやミニチュアを用意するのは面倒!という方のために紙製タイル50枚、紙製ユニット約500個を揃えたボードゲーム版が本作である。書籍版「Lost Battles」を読む必要も無く、フルカラーのルールブックだけ読めば遊べるようになっている。

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会戦シナリオは、マラトングラニコス川、イッソスガウガメラ、 バグラダス、カンナエ、ラフィア、ザマ、ファルサロスの戦い等35本。これら古代の著名な戦いを再現するため、重・軽騎兵、カタフラクト騎兵、ファランクス歩兵、ホプリタイ歩兵、戦象、戦車などがベテラン、平均、徴募兵別にユニット化され、アレキサンダーやハンニバルスキピオカエサル等の有名指揮官、同じくランク別の無名指揮官も用意されている。

ゲームは、両軍が交互に行動するターン制システムで、毎ターン得られるコマンド・ポイントを消費して各部隊を活性化する。活性化したユニットはアクション・ポイントを得て、移動や方向転換、敵部隊への攻撃を行う。またコマンド・ポイントを余計に消費することでアクションを増加させることも可能。有能な指揮官は、コマンド増加、攻撃ボーナス、効果的な回復ができる。

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単発のヒストリカル会戦シナリオの他にも、複数プレイヤーによる連続会戦キャンペーン・シナリオもあり。 またヨーロッパ~オリエント世界での陣取りゲーム「Empire」も含まれ、さらに「Empire」ゲーム上での戦闘を「Lost Battles」システムで解決する コンバインド・キャンペーン・ルールも入っている。一見すると「Command & Colors:Ancients」に似ているが、あちらは手元に来たカードのやりくりで悩むゲームで、こちらは理詰めで部隊をマネジメントする感じだろうか。同じシンプル古代会戦級ゲームとして比較検討したいところだ。