先日購入した「第三帝国」、さっさとカウンターを切り離し、ルールブックもスキャンしてPDF化し、早くも稼働状態に。とは言え、すぐにプレイできるはずもなく、まずはタクテクス10号(1983年発売)に掲載された「第三帝国第三版におけるノルウェー作戦の研究」なる翻訳記事から読んでみた。ウォーゲームに限らないが、いきなり攻略記事を読みたくない、まず最初は無垢な状態でそのゲームに向き合いたいという場合もあれば、いやもうすでに研究成果があるのだからそれを参照した上で取り組みたいという場合もあるが、今回の「第三帝国」にしろ直系子孫の「A World at War」にしろ後者。
この記事でも「へクスJ25にはWilhelmshavenから対地防御支援が可能だ」とか「(イギリス本土の)へクスL23に上陸すればロンドンとポーツマスをZOCに納め、部隊生産、動員、戦略再配備も不可能となる」とさらっと書いてあるが、なにそれどういう意味よ、どこに書いてあるのよと、ルールブックと首っ引きになりつつその箇所を探してその意味を理解する……という作業を始めてみた。やってみると、ただ単にルールブックを「覚える」という目的だけで読むよりも頭に入りやすい……ような気がする。
しかし今回、翻訳ルールブック原本と、PDF化したルールは用意したものの、もう一部ルールブックをコピーして、大事な部分に赤線とか引くために用意しておけば良かったなと。もちろんPDFにもマークはできるが、やはり実際の紙ルールブックに書き込んだり参照したりという作業がしたいのよ個人的な話だけど。というわけで、しばらくはルール読みフェイズが続くし、いつまでもルール読みフェイズだけで終わるかもしれない……