Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

GMT「Stalingrad'42 Expansion : Little Saturn/Winter Storm」

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こちらもクロノノーツゲームさんから購入したGMTの新作、「Stalingrad'42 Expansion : Little Saturn/Winter Storm」。2019年に発売された「Stalingrad'42」の追加モジュールである。「Stalingrad'42」のキャンペーンゲームは1942年12月31日までを扱っているが、この追加モジュールは12月14日から、さらにその期間を延長して1943年2月5日までを含めている。史実ではこの期間に、ソ連軍が冬季攻勢の第2弾として「小土星(Little Saturn)」作戦を実施し、イタリア第8軍を攻撃。対するドイツ軍も、スターリングラード解囲のため「冬の嵐(Winter Storm)」作戦を行ったが、結局1月31日にはスターリングラードに立て籠もっていたドイツ第6軍が降伏している。その期間を全12ターンで扱うシナリオの追加セットというわけだ。フルマップ2枚を用いるシナリオだし、天王星作戦シナリオ(全9ターン)よりも長期間なので、なかなか遊び応えのあるシナリオかもしれない。

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セットに含まれているのは、両軍の初期配置カード、増援とターントラック、追加カウンターが約100個ほど。また「Stalingrad'42」のVer2.0ルールも入っているが、変更箇所にはマークが記されている。

一応、すでに青作戦シナリオ、天王星作戦シナリオはプレイ済みなので、この小土星/冬の嵐作戦シナリオも一回は触れておきたい。もっともシモニッチ氏デザインの'XXシリーズは手堅く出来ているので『どうせ普通に面白いんでしょ』『どうせ他のウォーゲーマーさんたちもプレイするだろう』という印象なので、あまりガツガツやる気もしない。よく出来た優等生だろうけど、むしろ個人的には、海の物とも山の物とも知れない不良タイトルに惹かれるっていう……(^_^;)