Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

GMT「Salerno'43」

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GMTの新作「Salerno'43」を購入。お題はその名の通り、1943年9月のイタリア半島サレルノへの上陸作戦である。デザイナーは、安心安定のMark Simonitch氏。氏が近年発表している第二次大戦の作戦級「Holland'44」等と同様に、ZOCボンド、戦闘結果による二次移動、突破戦闘という「Simonitch Standard System」的なルールを基本としている。

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地図盤は、フルサイズの3/4とやや小さめ。1ヘクス=3.8km、1ターン=1日という「Normandy'44」と同じスケール。

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カウンターは、このシート1枚にすべて収まっている。ユニット表記も「Holland'44」と同じなので、そのあたりの作品に触れている場合は、容易に取り組めそう。

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シナリオは、8ターンで終わるアヴァランチ上陸作戦シナリオと、22ターンまで行うキャンペーンゲームの二本立て。ただし14ターン以降は、ドイツ軍が後方へ戦力を撤収していくことになる。

そしてSimonitch氏へのインタビューを読むと、この後、サレルノの北のグスタフ線(モンテカッシーノ)や、ローマへの進軍までつなげる三部作になるようだ。まあ、それがいつ揃うかは分からないが、まずはこのサレルノから味見をしていきたい。

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