Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】ジャン・ポール・パリュ「西方電撃戦 フランス侵攻1940」

「Hannut : Tank Action France 1940」を購入したついでに、前々からAmazonの欲しいモノリストに入れていた「西方電撃戦 フランス侵攻1940」を購入。いや、さすがに高額なので、ずーっと後回しにしていた一冊。ずっしり分厚い13200円。ゲームそのものより高い資料も久しぶり……

内容は、同著者の「Then and Now」シリーズのバルジ本同様、西方電撃戦全体を解説しつつ、当時の写真と、現在地の様子を比較する写真を並べる形。西方電撃戦の主な戦闘に関しても詳解されており、アニュの戦い、ジャンブルーの間隙についても述べられているが、細かい記述が多すぎて、大枠が見えづらい部分もあり。まあ、西方電撃戦の大枠については「電撃戦という幻(上下)」の方がわかりやすい。両方手元にあれば、西方電撃戦に関するウォーゲーム資料としては十分かなと。

 

ちなみに同著者の「Then and Now」シリーズは、他にも北アフリカ戦、ノルマンディ撤退戦、トーチ作戦編と出ている。北アフリカの砂漠って、昔と今とでそんなに違うのか?ノルマンディ撤退戦は、日本語版があったら読んでみたい。