Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

「PanzerBlitz:Hill of Death」First Crack Solo-Play

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仕事も一段落したので、2月に購入した「Panzer Blitz:Hill of Death」をソロプレイしてみることに。まずはシナリオ1「Fiest Crack」を選択。112高地周辺に陣取ったドイツ軍に対し、イギリス軍が攻めかけるという状況。ドイツ軍側のチットは、OP0(1スタックのみ行動)が2枚、OP1(1ヘクス以内のスタックが行動)が1枚なので、まとまった行動はあまりとれない。対するイギリス軍側は、OP1が1枚、OP2(2ヘクス以内のスタックが行動)なので、基本的には2ヘクス以内のフォーメーションとして固まって行動する形か。ドイツ軍は、防御の要として高地の左右に88mm砲を配置しており、イギリス軍としては、それをどうにかするのが最初の課題かと。 

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第1ターンは作戦チットを投入せず、イギリス軍の入場と、ドイツ軍の臨機射撃のみ。イギリス軍は、高地の東側に部隊を集中。ドイツ軍は、最初に88mm砲の射界に入ったM4シャーマン小隊に対して臨機射撃を行い、混乱/疲労+3とした(それ以上の移動不可)。しかし臨機射撃は1回しか行えないため、これで88mm砲も沈黙。その隙に、他のイギリス軍戦車隊が前進。一応、IV号戦車小隊も臨機射撃を行ったが、ダイス目が悪く、効果無し。さらにイギリス軍のタイフーン戦闘爆撃機が飛来。88mm砲めがけてロケット弾を撃ち込み、こちらも混乱/疲労+3となった。今回は、作戦チットを入れていないので、イギリス軍移動の後に航空支援チットを解決したが、もしかしたら順番が逆なのかもしれない。 

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第2ターン、ここからが本番。高地東側に進出したイギリス軍は、再びタイフーン戦闘機(すでにロケット弾は撃ち尽くしたので機銃で)と、M4シャーマンによる対歩兵攻撃によって88mm砲を除去。ハルダウン状態のIV号戦車に対しても、M4ファイアフライ1個小隊+M4シャーマン2個小隊による集中攻撃で、これを除去した。一方、第2ターンのイギリス軍増援部隊は、高地の西側に進出。しかしこちらは逆に、西側を守る88mm砲とIV号戦車の連続攻撃を食らい、あっという間にファイアフライ小隊が全滅、シャーマン小隊もステップロスと相成った。

この後、第3、第4ターンと進めてみたが、お互い足を止めて撃ち合い、混乱を与え合いつつ、回復していくという停滞した展開になったので、途中でお開きとした。

うーん、別に悪くはないけど、心の中で何度も『これならGTS(Grand Tactical Series)で良いんじゃないか』と思ったので、まあそういうことなんだろう。ルール的には、混乱と疲労と回復に関して頭がこんがらがったし、BGG(Board Game Geek)のスレッドを見てもそのような書き込みが複数見受けられたので、ああ、みんな混乱ルールで混乱しているんだなと。とりあえず一回触れたということで、次行こう次。