昨年購入した「BCS:Brazen Chariots」を、ただ今翻訳中。個別ルールは、ささっと訳し終わり、デザイナーJim Danielsの謝辞、デベロッパーにしてシリーズ・デザイナーDean Essigの文章も翻訳完了。これから、最も文章量の多い、Carl Fungのヒストリカルノートに取りかかる予定。 何もそこまで訳さなくてもプレイはできるのだけれど、最近はそういった制作陣の能書きを読むのが楽しく、またそこを知らずにゲームをプレイして、見当外れで『ああだこうだ』言いたくないので。
で、その「Brazen Chariots」の推薦図書(単なる参考文献ではない)として挙げられている、Barrie Pittの「The Crucible of War」をペーパーバック3部作版で購入した。初版は1980年なので、さほど新しい本でもないが、BCS制作陣によれば『北アフリカ戦役全般を知るのに必須』とのこと。たしかに3冊合わせて900ページもの分量で、1940~1942年のリビア=エジプト地域の戦闘を扱っているので(チュニジア戦役までは及んでいない)、かなり詳細な情報が得られそうだ。
ただしこの「The Crucible of War」、図版も写真も1枚も無く、ただずらずらと文章が続くというストロングスタイル。章立てもおおざっぱだし、地名・人名の索引も無いため、興味がある箇所を調べようとすると、結構大変。そういう意味では、用語検索が可能なKindle版の方がオススメ。実際、すでに昨年の段階で3冊ともKindle版で入手できたのだけれど、自分は紙の本が好きなので、第3巻が今年10月にペーパーバックになるまで待ってしまった。まあ、とても全部読み通せるとも思えないが、「Brazen Chariots」のプレイに合わせて、気になったところは、つまみ読みしようと思う。