Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】「ニミッツの太平洋海戦史」

仕事で、十数年ぶりに八王子駅に下りたので、ついでに古書店探索。本当は4軒回るつもりが、2軒が休業日だったのでアチャーと思ったが、開いていた1軒で、1992年版の「ニミッツの太平洋海戦史」を1500円で発見。これ、もっと古い版は古書市でもよく見かけるのだけれど、1992年版が欲しかったし、それもAmazon中古だと4000円ぐらいするので、今日はまあまあのヒット。

内容は「海戦史」と言いつつも、個々の海戦を細かく扱ったものではなく、(島嶼上陸作戦含めて)あくまで太平洋戦争全般の流れを語ったもの。それも、特にニミッツ本人が『その時、私は……』とプライベートな心情を語る部分はほとんど無く、そういう意味では、あまり面白みが感じられなかった。まあ、ニミッツという人物そのものが、戦略家というより調整役としての手腕を評価されている人なので、こういった書物でも『俺が俺が』的な強いエゴが出ないのは納得である。