Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】アンガス・コンスタム「北岬沖海戦 一九四三・戦艦シャルンホルスト 最期の出撃」

北岬沖海戦 (一九四三・戦艦シャルンホルスト最期の出撃)

北岬沖海戦 (一九四三・戦艦シャルンホルスト最期の出撃)

 

新刊「北岬沖海戦 一九四三・戦艦シャルンホルスト 最期の出撃」 を購入。著者は、オスプレイの各種シリーズでの著作も多いアンガス・コンスタム。お題は、1943年12月に行われた、欧州戦線最後の戦艦同士の戦いでもある、北岬沖海戦。訳者あとがきにもあったが、たしかにひと昔前(いやふた昔、さん昔、よん昔前か)なら、ハヤカワのノンフィクション文庫から出ていてもおかしくないテーマだなと。

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我が家にあるウォーゲームでは「TSWW : Hakkaa Päälle」に、この北岬沖海戦シナリオが入っている。あくまで海戦に慣れるための練習シナリオなのだが、本書も読んだことだし、ちょっと動かしてみたい気もしている。ちなみに本書の主人公艦であるシャルンホルスト(TSWWでは巡洋戦艦BC扱い)は、イギリス側の戦艦デューク・オブ・ヨークより防御力(カウンター右上の数値)は高くなっており、速度(カウンター右下の数値)も、イギリス軍の軽巡洋艦並になっている。もちろん砲撃力(カウンター左上の数値)は、デューク・オブ・ヨークの方が優っており、実際ゲーム上で会敵したら、シャルンホルストとしては、1ラウンド戦って逃げる感じだろうか。まあ、巡洋戦艦ってそういう立ち位置か。