Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】Antony Beevor「Arnhem」

Arnhem: The Battle for the Bridges, 1944: The Sunday Times No 1 Bestseller

Arnhem: The Battle for the Bridges, 1944: The Sunday Times No 1 Bestseller

 

アントニー・ビーヴァーによる、マーケット=ガーデン作戦の通史「Armhem」をペーパーバック版で購入。ビーヴァー著の第二次大戦戦史もいろいろ翻訳されているが、クレタ島の戦いを描いた「Crete 1941」も、バルジの戦いを扱った「Ardennes 1944」も未訳なので、こちらも翻訳されるか分からないし、とりあえず買っておくかと。「Holland'44」も入手したので、その参考文献ということで。

しかし、さすが「Devil's Cauldron」「Where Eagles Dare」をプレイしたおかげで、細かい地名や部隊名、人名が頭に入っているせいか、ぱらぱら読んだだけでも理解できるのがありがたい。

マーケット=ガーデン作戦の通史と言えば、映画「遠すぎた橋」の原作、コーネリアス・ライアンの「遙かなる橋(上下)」があるし、それで事足りるような気もするが、そちらの原著は1974年だし、今時の文献にも触れておきたいところ。そして、そもそも「遙かなる橋(上下)」の翻訳本ですら、今は絶版なので、どこかから、この「Arnhem」の翻訳、出ないかな。

またマーケット=ガーデン作戦の近年の通史としては「It Never Snow in September」もオススメ。