現代ミリタリー・インテリジェンス入門―軍事情報の集め方・読み方・使い方
- 作者: 井上孝司
- 出版社/メーカー: 潮書房光人新社
- 発売日: 2014/03/01
- メディア: 単行本
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「現代ミリタリー・インテリジェンス入門」を購入。同じ著者の「現代ミリタリー・ロジスティクス入門」と同じく、現代戦争での、情報の収集・分析・保全について詳細にまとめられている。やはりウォーゲームでも、ここまで求められることはあまりないので、個人的には『ああ、本当は大変なんだなあ』と理解する程度になってしまうが、ご容赦。
ウォーゲームでも、情報の隠匿を取り入れた作品は多々ある。ただ、ほとんどのウォーゲームは、盤面にユニットが並べられ、その数値を読めば、だいたいの戦力が分かったり、強力な部隊がどこにいるか分かってしまうので、情報戦に興味のある方が満足できないゲームの方が多いかもしれない。
もちろんそれに対して、戦力を相手に見せない「積み木システム」や、お互いに地図盤を持って相手の戦力位置を探るところから始める「ブラインド・サーチ式」のウォーゲームも出版されている。「積み木」は、簡単に情報の隠匿が行えるので、人気もあるが、あいにく自分はあまり好きではない。なんでだろうね。「ブラインド・サーチ式」も、特に空母戦ゲームなどで人気があるが、面倒なのが厄介かなと。
まあ自分としては、OCS(Operation Combat Series)の「相手のスタックの一番上しか見てはいけません」程度の情報隠匿ルールで良いかなと。一応、自分も、トレーディング・カードゲームのように、相手の手札が見えないスリルは好きなのだが、それをウォーゲームでやろうとしないのは、なぜなのか……