Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

Six Angles/SPI 「The Desert Fox」 AAR

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以前からMi-boh氏が興味を持っていたので、Six Angles版「The Desert Fox」をインスト&観戦した。あくまでキャンペーン・シナリオの練習だが、枢軸軍をMi-boh氏が、連合軍をKarter氏が担当である。

さて序盤。北アフリカに到着したばかりのロンメル率いる枢軸軍は、連合軍先鋒を撃破するもステップロスが続き、瞬く間に消耗。マルタ島の妨害により補給も届かず、やむなくトブルク付近で停止した。この間に連合軍は、新着の機甲旅団をトブルク周辺に展開しつつ、バルディア周辺にも陣地を築き、枢軸軍の攻撃を待ち受けた。

しばらく小康状態が続き、ようやく第9ターン、ドイツ装甲部隊が復活。枢軸軍はトブルクを迂回してバルディアに向かったが、慎重な移動の隙を衝いて、連合軍機甲部隊も行動開始。連合軍は、枢軸軍集積所のあるビル・ハケイムを襲い、リアクションで駆けつけた枢軸軍をことごとく蹴散らしてしまった。さらに続く第10ターンが連合軍先攻で連続ターンとなり、連合軍機甲部隊は退却した枢軸軍ユニットをオーバーランで踏み潰し、補給路を断って、バルディアに向かった枢軸軍をすべて補給切れに陥れた (連合軍のこの機動こそ、むしろロンメルっぽいとの声)。

幸い枢軸軍は、複数のトラックを帯同していたため、ドイツ軍主力部隊だけは緊急積載で補給下範囲まで逃げ延びたが、その他の部隊は壊滅に近かったので、ここでゲームを終えた。

感想。シンプルなゲームに見えて、なかなか補給が細かいと感じた。お互いリアクション可能な予備部隊を準備した状態で、どちらが先に攻めるか?みたいなガンファイト的な睨み合いになる場面と、足の長いユニットが走り回って相手の後方に回り込む場面があり、まあそれは確かにどちらも北アフリカかもなあとも感じたり。駒さばきのコツを掴むためにソロプレイしてみようかとも思った。