Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Operational Combat Series】「Burma」 U-Go AAR

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Mi-boh氏から「補給に主眼を置いたゲームがしたい」とリクエストされ、久しぶりに「OCS:Burma」の「U-Go」シナリオを対戦した。Mi-boh氏が東から攻める日本軍第15、第31師団を、自分が南から攻める日本軍第33師団を、karter氏が連合軍を担当である。

ゲームは、我が第33師団の攻撃からスタート。トンザンを占領した日本軍はティディムを南北から攻めたが、連合軍は早くも第1、第2ターン連続手番を使ったトンザンを砲爆撃。突入し た日本軍3個大隊を除去し、第33師団の出鼻を挫いた。

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一方、北の第31師団は道なき道を通ってジェサミに到達し、アクション・レーティング5を誇る 精鋭歩兵大隊で奇襲に成功するも、その後の戦闘解決ダイスがふるわず、こちらも進撃停止。また第15師団は、ウクルルに籠もったグルカ歩兵大隊に手を焼き、3度目の攻撃でようやく連合軍を後退させてウクルルを奪うも、直後のターンに砲爆撃と反撃をくらって、街を明け渡した。しかも連合軍は、ウクルル奪回攻撃で突破を獲得し、ターンまたぎの連続手番も得て、フマインの第15師団本部を攻撃!あわや第15師団本部全滅かと思われたが、なんと逆奇襲が成立し、本部は無事に後退できた。

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しかしこの後退により、補給の切れた3個砲兵大隊が全滅し、第15師団もほぼ壊滅状態となってしまった。我が第 33師団は、2個大隊を復活させてティディムを奪うも、北の第31師団はいまだジェサミにて連合軍と交戦中、しかし連合軍増援は続々到着中……と云うところでお開きにした。

全10ターン中9ターンまで進めたが、やはり日本軍は史実より全然、進めなかった。全ターンが晴天で爆撃されまくりのうえ、もう一押しできるチャンスではことごとく連合軍に手番を奪われ、どうでもいいターンで手番を譲られ、終始ペース を握られっぱなしであった。除去された大隊が復活したのも一回のみ。しかし日本軍プレイヤーたちはそんな状況でも、ルール的な補給のシビアさと、作戦的な補給の足り無さを嘆きつつ、「こうなれば精神力=アクション・レーティングだけが頼り」 「奇襲にさえ成功すれば……」「敵の補給ポイントさえ奪えば……」と、まさに日本軍的(牟田口的?)精神でゲームを進めていた。そういう意味では、も のすごく正しいシミュレーション・プレイだったかもしれない……