再版「マキアヴェリ 戦術論」を見つけ、ぱらぱらめくったら面白そうだったので、購入。ちょうど「ラヴェンナの戦い」もプレイしたばかりだし、良いタイミングだなと。
内容は、共和国国民軍を如何に創り上げるかというもので、市民軍とはなんぞやから始まり、武器や訓練方法、司令官の心得、敵中行軍、陣地作戦、都市防衛策と続いている。基本、会話文で構成されていて読みやすいし、戦例も数多く引用されているので、分かりやすい一冊になっている。言うなれば、中世イタリア版「六韜」という感じか。さらにマキアヴェリに先立って市民軍構想を説いた、レオナルド・A・ブルニイ「民兵論」も巻末に収録。中世イタリア史は全然詳しくないので、引き続き勉強中。