Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【By the Edge of the Sword】VaeVictis #81「Epees et Hallebardes 1315-1476」

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Vae Victis誌81号も付録の「By the Edge of the Sword」シリーズ目当てに購入。いずれもスイス軍を主役とした3会戦を収録している。

「モルガルテン会戦(1315)」シュヴィーツ軍vsオーストリア連合軍。オーストリアの大軍が狭い隘路に引きずり込まれ、急斜面からシュヴィーツ騎兵の攻撃をくらって敗退。さながら中世スイスの桶狭間合戦である。(しかし実際の桶狭間は谷間ではない)

「ゼンパハ会戦(1386)」スイス同盟軍vsオーストリア軍。スイスの民兵ウィンケルリートが自らを犠牲にして、オーストリア軍のパイクを次々とへし折ってスイス軍を勝利に導いたとか。

「グランソン会戦(1476)」シャルル剛胆公のブルゴーニュ戦争。逐次戦力投入するスイス軍を、ブルゴーニュ軍砲兵が打ち負かせるのか?スイス軍が戦闘中に跪いて祈り始めたと云うシーンこそ表紙イラストである。

グランソンとゼンパハ会戦はA3マップ、 モルガルテン会戦のみA4マップかつ普通のページに印刷されていてペラペラだった。やはり凄いのは「スイス兵」がひとつの兵種として区分されている事だ。一番興味があるのはハンドガンや砲兵も多く出てくるグランソン会戦だろうか。

戦場のスイス兵 1300‐1500―中世歩兵戦術の革新者 (オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ)

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