以前、ソノラマの新戦史シリーズから出ていた「ドイツ空軍戦記」「続ドイツ空軍戦記」が、学研M文庫から合本になって再版されたので購入。先日再版された、ウィリアムソン・マーレイの「ドイツ空軍全史」と同じく、第二次大戦時のドイツ空軍の戦闘分析だが、原題が「Men of The Luftwaffe」だけに、もう少し人物寄りになっている印象。とは言え、数値的な損耗分析も多く、そのあたりを興味深く読んだ。ノルマンディ上陸戦時の航空戦にしても、ドイツ空軍は戦闘以外の、事故による機体損失・破損が多いのだなあと思ったり。