Tactical Combat Series第三作「GD'40」を購入。本作の舞台は1940年ドイツ軍のフランス侵攻作戦におけるストンヌ高地争奪戦である。「GD」の名を冠した最初のTCSゲームでもあり、主役となるグロス・ドイッチュラント師団の戦闘を中心に、シナリオ4本が収録されている。シナリオにはフランス軍の反撃を扱うものもあり、両軍とも攻防を楽しめるではないかと期待して買った覚えがある。TCSにしては珍しくマップ1枚のゲームでもあり、サイズ的には遊びやすそうな気もするが、焦点となるストンヌ高地を含めて盤上の地形は険しく、森も多いことからLOS(視線)の確認がややこしそうな印象を受ける。
実際この複雑な地形に尻込みしたのか、2014年の今になってもプレイはしていない。ただ2003年に翻訳が出た「電撃戦という幻」下巻では、このストンヌ高地争奪戦が詳しく触れられており、それを読んで以来、一度はプレイしたいと思っている。特別ルールも少ないし、TCSとして決して敷居は高くないのだが、どうにも手がつけられなかった一作である。
- 作者: カール=ハインツフリーザー,Karl‐Heinz Frieser,大木毅,安藤公一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
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