Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

エポック/CMJ「装甲擲弾兵」

エポック「装甲擲弾兵」は、発売当時購入しなかった。店頭在庫豊富なエポック製品はいつでも買えるからいいやと後回しにし、結局触れぬままウォーゲームを離れてしまったのだ。今から考えるとそれも正解だったと思う。エポック版の「装甲擲弾兵」ユニットは、能力値がずらずらと無機質に並んでいて、あまり見やすいデザインには感じられなかったからだ。

ただその「装甲擲弾兵」が、コマンドマガジン別冊として再版されたので、すぐ購入してみた。車両ユニットもフルカラーの緻密な線画になっていたし、能力値も見分けやすいよう工夫がされていた。コマンドマガジン本誌に追加ユニットが付いた際は、それ目当てで本誌も買っていたように記憶している。

しかし実際にプレイした回数は数えるほどだったと思う。と言うのも2008年に「The Devil's Cauldron」が出てしまい、ヒストリカルな地図盤を用いた作戦戦術級に目覚めてしまったからだ。それ以来、汎用地図盤を用いる「装甲擲弾兵」「東部戦線」はどうにもオモチャのように見え、疎遠になってしまった。今では2つとも売却し、手元には残っていない。自分のウォーゲーム嗜好の変化のあおりを、一番もろにかぶってしまった作品かもしれない。