GMT「Caesar in Alexandria」を購入。本作はGreat Battles of Historyシリーズの第九作で、テーマはタイトル通り、ユリウス・カエサルがポンペイウスを追ってエジプトに赴き、その地でプトレマイオス朝の政争に介入した際の戦いを収録している。
本作は、野外決戦を主に扱うGBoHシリーズの中でも異色作で、マップにはアレクサンドリア市街が描かれ、世界の七不思議に数えられる大灯台も記されている。シナリオは市街戦と、沖合での海戦の二つ。市街はユニットの移動を簡便に扱えるよう、通りを用いたポイント・トゥ・ポイント式で移動し、街の外はヘクス移動になる。カウンター総数は280個。クレオパトラ7世の駒もあり、その裏面は巻かれた絨毯の絵になっているのがご愛敬である(カエサルに初めて対面する際、クレオパトラ7世は自ら絨毯に巻かれて身を隠したと云う逸話から)。
ただ、あいにく本作も未プレイのまま、手放してしまった。海戦はともかく、市街戦はプレイしたいと思っていたが、その機会は無かった。本作は独特なルールで運用されるため、GBoHルールを知っていても、おいそれとはプレイできない辺りがネックだったのだろう。