Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Advanced Squad Leader】「Hell's Corner」(Operations Special Issue #3)

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2019年最後の買い物。海外オークションにて、2010年に発売されたMMP「Opeartion Special Issues #3」を購入。プレミア価格なれど、諭吉1枚で収まったので、まあまあかと。

お目当ては本誌ではなく、付録の、ガダルカナル島・マタニカウ河付近での戦闘を扱った、ASLヒストリカル・モジュール「Hell's Corner」。今年2月に、ガダルカナル島のムカデ高地戦を扱った「Operation Watchtower」を買った時にも書いたが、実はこの2つ、もともとワンセットとして企画されていたが、2001年に「Operation Watchtower」として発売される際に「Hell's Corner」部分が省略されてしまったという曰く付きのシロモノ。そして9年後の2010年になってようやく「Hell's Corner」が発売され、この2つを合わせてASLヒストリカルガダルカナル戦もコンプリートということになる。自分も2月の日記で『いずれそちらも入手したい』と書いたが、一年以内に買い揃えられてひと安心だ(買い揃えるばかりで、全然プレイはできていないが……)

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ヒストリカル・モジュールとは言っても、1ページだけの簡単な特別ルールが付いている他には、マタニカウ河付近のフルマップ1枚、シナリオ5本、2ページの紹介記事があるのみ。こちらが、陸軍一木支隊が壊滅したマタニカウ河口。ASLスケール(1ヘクス=40m)ではこのように。 

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こちらは河の上流、やはり激戦地となった丸太橋近辺。 

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「Hell's Corner」用のシナリオは5本収録されているが、うち3本は「Operation Watchtower」にも、同じ戦闘ながらも、汎用地図盤を使うバージョンとして収録されている(戦力も若干異なる)。そう、本来「Hell's Corner」用のシナリオもあらかじめ準備されていたのに「Operation Watchtower」発売時に地図盤を省略したため、シナリオだけ残して汎用に改造したということ。まあ、せっかく「Hell's Corner」を入手したのだから、ヒストリカル地図盤バージョンでプレイしたいところ。

また本誌には、ASLスターターキット用のシナリオも2本掲載されている。 

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ちなみに本誌のメイン付録は、日本のゲームジャーナル1号「真・バルバロッサ作戦」と同3号「決戦ガダルカナル」の英語版。記事としては、GTS(Grand Tactical Series)での諸兵科連合(コンバインド・アームズ)に関する分析(7.5ページとなかなかの量)も載っているので、これだけ訳してみようかな。