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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【C3 Series】Less Than 60 Miles:The Day that never comes Campaign Solo-Play AAR part.1

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引き続き「Less Than 60 Miles」に慣れるため、キャンペーンシナリオ1「The Day that never come」をソロプレイしてみることに。シナリオ開始は、1985年7月24日0600時想定。ショートキャンペーンならワルシャワ条約軍による西側侵攻開始から3日間(22ターン)、ロングキャンペーンなら侵攻後5日間(38ターン)を扱う。もちろんシナリオ規模は大きくなるものの、フルマップ1枚強だし、全体像も確かめたかったので。しかし各ユニットに置く、状態(Posture)マーカーが足りず。次回は、VASSALでプレイした方が良いかもしれない。

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攻めるワルシャワ条約軍は、北からソ連第1親衛戦車軍、中央にソ連第8親衛機械化軍、南部に東ドイツ第3軍という配置。フリーセットアップなので、この3個軍をどう配するかは自由だが、やはり正面からフランクフルトを目指すルートには、精鋭部隊を置きたいところ。またこの地図の北側には、シリーズ第2作「The Dogs of War」となるはずの北ドイツ平原が広がっており、ソ連軍戦車軍は、そちらの方が突破しやすいようなので、北寄りに配置してみた。東ドイツ軍は、編制こそソ連軍に倣っているものの、装備車両も古く、指揮力も低く、砲兵も完全には自走化されておらず、ソ連軍の劣化コピー的な戦力。まあ、ソ連軍の側面を守ってくれればそれで良しと(そしてNATO軍は、その脆弱な横っ腹を衝くと)

各ユニットの状態は、前回とほぼ変わらず、師団の偵察・戦車大隊は「偵察」、主力である戦車・自動車化歩兵連隊は「機動攻撃」、自走砲兵は「近接支援」というのが大半。ただし東ドイツ軍の連隊は、指揮力が3しかないので「機動攻撃」は採れず、「戦術」状態とした。師団の一部連隊を「攻撃」か「全力攻撃」にしようかと思ったが、やはり開戦当初は、国境越え(+4移動力消費)、避難民(+1移動力)、NATO軍の警戒状態(+2移動力)で移動が阻害されるため、とにかく「機動攻撃」状態で、迅速に西ドイツ領内に攻め込み、後になって命令を変更しようと。しかしユニット状態の選択は、本作のキモでもあるが、まだまだ正解は見えていない……

また予備として、第35親衛空中機動旅団6ユニットが待機し、カードによる作戦発動によって、東ドイツ領内の飛行場から20ヘクス以内に降下する。いわゆるOMG(作戦機動群)の一部なのだろうが、距離が短いため、あまり戦線の奥までは降下できない。

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守るNATO軍は、国境近くに前哨部隊のアメリカ第11機甲騎兵連隊を置き、フランクフルト周辺にアメリカ第3機甲師団、さらに西のヴィースバーデン付近にアメリカ第8機械化歩兵師団を配置している。また北には、西ドイツ第5戦車師団もあり、一部はすでに国境沿いに展開している。この3個師団+1個連隊で、ワルシャワ条約軍の3個軍を迎え撃つことになる。

こちらも、部隊はほとんど「警戒(2ヘクス以内の敵に+2移動力を課す)」とした。後方から前線へ向かう第3機甲・第8機械化・第5戦車師団ユニットは「道路移動」状態の方がスムーズに前線に行けるのだが、着いたらすぐ戦闘に参加するため、やはり「警戒」とした。 

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ということで、第1(0600時)ターン開始。ワルシャワ条約軍は、国境線を突破したものの、NATO軍への直接的な攻撃は無し。前回のソロプレイで、移動力に余裕の無い状態で速攻(Hasty Assault)を行っても疲れるだけだと分かったので、とりあえずNATO軍前哨ユニットに接敵し、後続の到着を待つことにした。それでも一部の部隊は、強行軍を使って出来るだけ前進し、早くも消耗を被るユニットもあった。

また地上戦闘をしない前提で、航空ポイントは事前の砲爆撃で使用。司令部が探知したNATO軍前哨部隊5ユニットに爆撃を行い、2ユニットを「半拘束(Half Engarged)」=移動力半減とした。

さらにワルシャワ軍は、アクションカード「004.ドイツ赤軍」を発動。このテロ攻撃により、アメリカ第11機甲騎兵連隊司令部の要員が殺害され、同司令部は損耗2を被った(損耗4で除去)。他にもワルシャワ軍には、さまざまな手札があるが、両軍がっぷりよつに組んだ状態の方が、いろいろ使えるような気もしたので、今のところは温存。

対するNATO軍は、前哨部隊の離脱を図ったが、成功率80%~90%のはずが、5カ所中3カ所で離脱に失敗し、ワルシャワ軍にゆるく捕らわれつつあった。後方の部隊も、前線へ急行しているが、やはり避難民に移動を阻まれている。また地図盤の南北端には、西ドイツ軍の郷土防衛旅団2個が登場。戦力としては期待できないが、足止めと時間稼ぎには役だってくれるだろう。

またNATO軍も、航空ポイントを事前の砲爆撃に用い、フルダ正面でソ連軍の2個連隊を半拘束とした。今回は、先頭きって前進してくる偵察大隊はスルーして、その後続の戦車・自動車化狙撃連隊を狙ってみた。つまり当時のNATO軍が想定した「ディープ・アタック」的に、前哨部隊ではなく、背後の主力を打撃することで、戦闘加入前に疲弊させようという目論み。もっとも少数火力の砲爆撃だけで敵戦闘ユニットに損耗ポイントを与えることは難しく、今のところは、あくまでも足止め程度にしかなっていないが。

NATO軍にも、何枚かのカードがあるが、こちらも温存。

と、地道な移動と爆撃に終始した第1ターンを終え、続きはまた明日……。