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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【The Second World War】「TSWW : Day of Infamy」日本語ルール無料公開

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自分が翻訳した「TSWW:Day of Infamy(屈辱の日)」の日本語ルールが、Yahoo ! のTSWWグループにて無料公開されました。アカウントを取って、グループに参加しないとダウンロードできませんが、一応、Diffraction EntartainmentのJohn Bannerman氏からは「いずれメーカーのウェブサイトにも載せたい」という連絡も来ているので、お急ぎでない方は、それをお待ちください。※2020年7月21日 TSWW公式フォーラムに移管されました。

自分も、この機会に初めてこのグループに参加したものの、参加者300人以上、ルール疑問点のやり取り、新製品情報、VASSALのシナリオファイルなどがアップされていて、TSWWに触れるなら、必須のコミュニティかもしれないなと。

「Day of Infamy」の日本語ルールについては、最終的に日本語240ページという大作に。またこれを基本ルールとして、他のTSWW作品をプレイすることも可能と言えば可能です。各ゲームごとの、政治経済ルールを訳す必要がありますが。

念のため、疑問点はデザインチームに送って確認を取り、間違っている部分も訂正しております。このあたり「せっかく公開するなら良いモノを」と思う一方、どこかで「所詮ボランティア訳だし、この分量で、この難易度なんだから、どこかにまだ間違いはあるはず。完璧は期待するな。それでも結構がんばったぞ。訳語のセンスに違和感があるなら、コピペしてその訳語だけ変換して使ってくれ」と思っている部分もあり。まあ、今回はこれで勘弁してくださいということで。

またBannerman氏から『次のTSWW:Barbarossaは、6~8週間後に発売予定』という情報もあり、そこで基本ルールが変わる可能性もある、ということは念頭に置かれたし。一応、自分も注文したので、もしやる気があれば、この「Day of Infamy」の日本語訳を叩き台にして「Barbarossa」の訳も作るかも。しかし期待はするな。すでにシナリオブックも、ちょこちょこ訳しているものの、あまり急いではおらず、出来たらまたメーカーサイドに送ろうかなという感じ。

とりあえず、2ヶ月がかりで翻訳したTSWW日本語ルールが、真っ当な手段で公開されたことに、一安心しております。細かいルールが多々あるので、プレイに二の足を踏まれる方が多いと思いますが、シナリオのプレイ例ですらルールの適用を間違っていたり、計算式が違っているので(おいおい)、制作側も正しく使いこなせないんだから、プレイヤーにも正しく使いこなせるはずがない、間違いだらけでもいいから、とにかくプレイしてみよう精神が大事かなと。これを機に、日本でもTSWWの(単なる所有者ではなく)プレイヤーが増えてくれれば幸いです。自分もこれから、本格シナリオの検証に入ります。