Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【Advanced Squad Leader】「Red Factories」

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事前注文していたASLのヒストリカル・モジュール第10弾「Red Factories」(1942年のスターリングラード市街戦の一部)が到着。なんと1989年に発売されたヒストリカル第1弾の「Red Barricades」(赤いバリケード大砲工場周辺での戦闘)を再版したうえ、それと連結する「Red October」(赤い10月武器工場周辺での戦闘)も付け足したという、ASLヒストリカル史上最大規模のモジュールとなっている。事前注文だけで約2000個が売れていたあたり、全世界のASLer待望のモジュールとも言えよう。

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こちらが約30年ぶりにリメイクされた「Red Barricades」の新版マップ(2枚)。もちろんタイトル通り、赤いバリケード大砲工場周辺が描かれている。これを描いたのは、旧版と同じくCharles Kiblerだが、旧版のグラフィックが使用に耐えなかったので、あらためて描き直したとのこと。

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こちらが旧版の「Red Barricades」(1989年発売)。地図盤を比べてみると、建物の輪郭は、やはり新版の方がクリアで、LOS判定もし易そうだ。それにしてもこの旧版、たしか自分がウォーゲームからいったん離れる前の学生時代、発売当時に購入したはずだが、これもほとんどプレイしないまま、約30年が経過し、そのまま新版に移行……というのも、なんというか申し訳ない(箱絵は旧版の方が好きかも)。 

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そしてこちらが初お目見えの「Red October」マップ(2枚)。川岸には、丸い石油備蓄タンクや、北の渡船場も見える。「Red Barricades」と4枚連結することも可能だが、まあ、そんなプレイは無理だろう。

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地形オーバーレイは、7枚収録。そのほとんどが、瓦解した建物を置き換えるものになっている。これは便利。本来は、瓦解した1ヘクス毎に瓦礫マーカーを置くのだが、正直プレイの邪魔だし、いっそこのように、まるまるグラフィックを入れ替えた方が分かりやすくてGood。 

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カウンターシートは、8枚収録。うち2枚が「Red Barricades」(再版)、6枚が「Red October」(新規)になっている。もちろん、独ソ両軍の歩兵カウンターが山のように追加されているが、特筆すべきは、リニューアルされた防御射撃カウンターではないかと。それぞれどの火力(分隊の固有火力か、支援火器か、車両の主兵装か、車載機銃か)で防御射撃を行ったかが分かるようになっている。つまり「これは分隊の固有火力で防御射撃をしたけど、支援火器はまだ撃ってないよ」と表示できるわけで、この新方式は、今後のモジュールでも追加され、標準化されるのだろうか? 

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シナリオは「Red Barricades」用が14本(旧版に収録されていた7本+追加7本)、「Red October」用が7本収録。キャンペーンゲームは「Red Barricades」用が4本、「Red October」用が3本、さらに両者連結の(つまりマップ4枚連結の)「Red Factories」用が1本収録。さすがにそこまでは無理としても、いずれ一度は大型シナリオにたどり着きたいものだが、果たして……

ちなみにASLでスターリングラード戦と言えば、2007年に「Valor of the Guards」も発売されている。こちらは「Red Factories」よりも南の地域、第一鉄道操車場から中央渡船場を扱っているが、あいにく「Red Factories」と連結はできない。いや連結されても困るんだが、両者の地図盤の間には、激戦地ママイ墳丘墓(クルガン)があるはずなので、いずれそれだけ出版されるかも? しかしこちらも2011年にセールで購入して以来、いまだに一度もプレイしておらず、カウンターも未切り離しのままだ。翻訳もあることだし「Red Factories」より先に「Valor of the Guards」を供養プレイした方が良いかもしれない。「Valor of the Guards」は、出版後に雑誌などでシナリオが多数追加され、最終的に27シナリオまで達したので、いろいろ遊べるはずなのだが……

というワケで、昨年後半から続いたASL整備フェイズ(ヒストリカル再収集フェイズとも言う)も、これにて一段落。手元にはすでにホルム、ハッテン、ブダペスト、ヒュルトゲン、エルスト、ガダルカナルスターリングラードと、なかなかの面子が揃ったので、まずは翻訳のある「Festung Budapest」か「Valor of the Guards」あたりから触れてみたいと思う。