Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【Battalion Combat Series】「Last Blitzkrieg」Tip of the Spear Solo-Play AAR

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先週の対戦でBCSバルジも一段落……と思っていたが、ようやくこの独特のシステムにも慣れてきたので、おさらいの意味で、もう一度だけ復習ソロプレイ。シナリオは「Tip of the Spear」。1944年12月24日、ドイツ軍先頭部隊として、第2装甲師団はFoy N Dame(A1708)=Meuse河まであと4ヘクス(4km)に迫ったが、北からアメリカ第2(重)機甲師団が南下し、その「槍の穂先」を潰しにかかるという状況。このシナリオも、マップ1枚、全4ターンとプレイしやすいが、今回はおさらいなので、とりあえず1ターンのみプレイしてみた。

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こちらが Foy N Dame(A1708)まで進出した、ドイツ第2装甲師団先遣隊。しかし北方のCiney(A2412)には、すでにアメリカ第2機甲師団が到着し、Meuse渡河点であるDinant(A1209)には、イギリス第29機甲旅団が展開している。

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東のMarche-en-Famenne(A4006)は、アメリカ第84歩兵師団(アメリカ第3機甲師団Doan機動部隊が付随)が守っている。これを攻めるドイツ第116装甲師団は、ここまでの戦闘で疲労度2まで疲弊している。

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さらに東には、ドイツ第560国民擲弾兵師団が続き、第1(12月24日)ターンには、盤端からドイツ第2SS装甲師団が登場予定。この一帯は、アメリカ第75歩兵師団と第3機甲師団(B戦闘団欠)が守っている。また北方には、アメリカ第7機甲師団もあるが、こちらも疲労度3まで上がっているので、まずは回復か(疲労度上限4まで上がると第2活性化が不可となる)。

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さて第1(12月24日)ターン開始。先手連合軍は早速、アメリカ第2機甲師団から活性化。戦車大隊5個+軽戦車大隊1個を誇るこの重機甲師団は、ドイツ第2装甲師団の先遣隊を包囲するように攻撃し、V号パンター装備の戦車大隊1、歩兵大隊1、工兵大隊1を除去した。かろうじて脱出に成功した捜索大隊だけが第2装甲師団本隊に合流できたが、もはや第2装甲師団の戦力は半減している。しかも、第1ターン増援として登場予定だった教導装甲師団が、活性化に「失敗(Fail)」し、まったく動けず。早くもドイツ軍の穂先は、ぼきっと折られた感がある。 

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一方、西のMarche付近では、アメリカ第84歩兵師団が先手を取ったが、頼みのDoan機動部隊(BCSシステム最大の打たれ強さを誇る9ステップユニット)が、第116装甲師団を支援中のV号ヤークトパンターに阻まれ、攻撃は停滞。逆に第116装甲師団は、V号パンター装備の戦車大隊(2ステップのみ)で、Doan機動部隊を後退させ、Marcheへと迫った。また同師団の捜索大隊は、Hotton(A4711)の橋を確保し、対岸へ渡ったものの、アメリカ第75歩兵師団の猛反撃によって6ステップ中4ステップを失っている。ちなみにこのシナリオの、各ターン毎のステップ補充数は、連合軍が戦車1~3、歩兵9、ドイツ軍が戦車0~1、歩兵3となっている……

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さらに東では、盤内に進入したドイツ第2SS装甲師団が、アメリカ第3機甲師団の部隊を蹴散らして前進中。こちらでも、師団を支援中のV号ヤークトパンターが活躍している。ただし(写真ではぼやけている)北方では、アメリカ第7機甲師団が休養中なので、第2SS装甲師団の切っ先も、伸びきった後で、北から切断されるのではないかという懸念が……

と、第1ターンのみをソロプレイして、おさらいは終了。とりあえず両軍とも攻撃と防御が担える好シナリオかと。しかしバルジ戦序盤で、ドイツ軍が攻める場合には、個々の戦車ユニットの優秀さを頼みに攻められるが、アメリカ軍の場合、砲爆撃ポイントやステップ数の多さ、補充の多さを頼みに攻める必要があるなあと。今回もアメリカ軍は、潤沢な砲爆撃ポイントをぶつけて、各所でドイツ軍戦車に傷を負わせていた。密閉型(Hard)戦車ユニットは、砲爆撃に対して守りは堅く、ダイス1個振って6さえ出なければステップは失わないのだが、さすがに砲爆撃(上限)3ポイントを注ぎ込まれ、ダイスを3つ振られると、1個ぐらいは6の目が出るものだ。第2装甲師団先頭のV号パンター大隊も、その3ポイント砲爆撃をくらい、あえなく全滅。やはりこのBCSも、同じDean EssigがデザインしたOCS(Operational Combat Series)同様、砲兵がカギを握るゲームなのだろう。

恐らく今年中にシリーズ第3作「Brazen Chariots」(1941年の北アフリカ戦)も発売されると思うが、そちらが出たら、またいろいろ検証してみようと思う。