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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【Battalion Combat Series】「Last Blitzkrieg」Kampfgruppe Peiper AAR

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昨日は、2019年初、Karter氏と自宅会。お題は、昨年末から取り組んでいる「BCS:Last Blitzkrieg」の「Kampfgruppe Peiper」シナリオを選んでみた。もちろん基本ルールは、BCSv1.2を先行使用。選択ルールは使用せず。Karter氏も、昨年すでに「BCS:Baptism by Fire」をプレイ済みだったので、ユニット密度の高いバルジ戦でも、ルールを思い出すうち、さくさくと進められた。 

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シナリオは、ドイツ軍の攻勢開始2日目、1944年12月17日ターンから始まる。すでに攻勢初日の、ドイツ軍歩兵師団による突破口啓開は失敗したものの、ドイツ第1SS装甲師団パイパー戦闘団(このシナリオの主役)は、Lanzerath(C4318)まで進出している。シナリオは、12月21日までの5日間(5ターン)を扱い、どこまでドイツ軍が突破できるかが焦点となる。今回は、ドイツ軍をkarter氏が担当し、連合軍を自分が担当した。 

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まず第1(12月17日)ターン。ドイツ軍は早速、パイパー戦闘団から活性化。第2活性化も可能となったが、どちらも結果は「半減(Partial)=移動力半減」だったため、ロールバーン(進撃路)Dに沿って、Schoppen(C3321)までしか行けず。その後、第1SS装甲師団本隊が続こうとしたものの、前線にいる第3降下猟兵師団が、第1活性化「半減」のみしか動けず、重要な交差点を塞いだまま鎮座。仕方なく第1SS装甲師団本隊は、第3降下猟兵師団の上を乗り越えて、協調(Coordination)のペナルティを喰らいつつ、パイパー隊に追いすがった。このあたり、早くもKarter氏は、このバルジ戦で伝説となった交通渋滞の悪夢を感じていたようだ。

その途中、第1SS装甲師団を支援中のヤークトパンターと、アメリカ第2歩兵師団を支援中のM4シャーマンとの間で、複数回、停止射撃戦(Stopping Engargement:敵の射程内に入った時に発生する、臨機射撃のような射撃戦)が行われたが、質的に有利なはずのヤークトパンターが、あれよあれよと削られ、3ステップロスして全滅(第2ターンにかろうじて1ステップ補充されて復活)。Bullingen(C3822)を攻めた歩兵大隊も、DR2(最低)を出し、2ステップロスして敗退した。

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一方、Rocherath/Krinkelt(C4125)を目指す、ドイツ第277国民擲弾兵師団も、守備するアメリカ第99歩兵師団の砲撃(Barrage)によって、がりがりとステップを削られていく。この正面攻撃は、第277には無理と判断したドイツ軍は、師団を後退させ、その代わりに後続の第12SS装甲師団を投入。このあたりは、史実通りの展開か。しかし第12SS装甲師団も、ノルマンディ戦の頃とは違って、もはや精鋭部隊の面影は無く、歩兵大隊の練度=アクションレーティングも低くて泣けてくる……

ちなみにさらに北部には、フォン・デア・ハイテ大佐の空挺部隊が降下しているが(シュトエッサー作戦)、アメリカ軍増援の第1歩兵師団に攻められ、風前の灯火(それでも足止めはしている)。

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第2(12月18日)ターン。天候は曇りで、連合軍の航空機は飛んで来ず、視界も悪い(視度1ヘクスのみ=遠距離射撃ができない)。ドイツ軍は、運良くティーガー戦車の補充2ステップが到着したので、定数を割っていた第501SS重戦車大隊にこれを充て、完全定数4ステップとした。

これに気をよくしたのか、先手を取ったドイツ軍は、またもパイパー戦闘団から活性化。第1活性化は「半減」だったが、とりあえずMalmedy(C2324)に近づき、「成功」した第2活性化でこれを攻撃。完全定数となった第501SS重戦車大隊が、戦車や対戦車砲を持たない守備隊に対し急襲攻撃(Shock Attack:戦車で歩兵を蹴散らす、オーバーランのようなもの)をかけ、これを一蹴。勢いに乗る第501SSは、そのままFrancorchamps(C1826)のベルギー軍守備隊にも急襲攻撃をかけ、これも撃退。パイパー戦闘団は、要衝Spa(C1330)まであと4ヘクス(=4km)まで迫った。この猛進撃に『そりゃ戦車のいない歩兵部隊が、ケーニッヒスティーガー45台(完全定数)に襲われたら逃げるよね』と。

しかしパイパー隊の偵察中隊がStavelot(C1721)に迫った瞬間、橋が爆破されたため、部隊はいったんMalmedyまで逆戻りして、一級道路沿いにこれを攻めたが、Stavelot突入はならず。 

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結局、この第2ターン途中までプレイして、時間切れ終了となった。プレイタイムは、約5時間。やはり各フォーメーション毎にああだこうだ悩むので、1ターン完遂するには、それなりに時間がかかってしまうが、一度に動かすのは10ユニット程度なので、一手番の感触としては、かなり遊びやすい。そこらへんは、痛し痒しということだろうか。

Karter氏は、昨年5月以来のBCS再戦だったが、あらためて活性化の振れ幅の大きさに唸っていた。今回、主役のパイパー戦闘団は、だいぶ史実に近い線まで突破できたが、もし活性化に失敗していたら、心が折れるかもと。また第501SS重戦車大隊も、運良く補充が来たから良かったようなものの、第1ターンのティーガー損耗チェックだけで全滅する可能性もあり(2回活性化したら、2回損耗チェックを行い、どちらも失敗したら2ステップとも死ぬ)、そうなった時も心が折れると(^_^;)

シナリオとしてはかなり面白かったので、いずれまた触れようと思う。 

炎の騎士~ヨーヘン・パイパー戦記

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