Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Company Scale System】「Tinian : The Forgotten Battle」

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プレオーダーしていた、WWII中隊級シリーズCSS(Company Scale System)第4弾「Tinian : The Forgotten Battle」が到着。その名の通り、1944年7月24日~8月1日までのマリアナ諸島テニアン島での戦いを扱っている。シリーズ前作の「Saipan」「Guam」と併せてマリアナ諸島3部作……だと思ったら、デザイナーのAdam StarkweatherがConsim Worldにて『Victory Gamesから発売されていたソリテア空母戦ゲーム「CV」のシステムを用いたマリアナ戦のゲームを出版し、それとこの3部作をリンクするルールを付ける』とかワケの分からないことを言い出していてびっくり。

元々この「Tinian」は、GTS(Grand Tactical Series)の新作としてデザインされ、Facebook上でも(GTSゲームとして)テストプレイの様子が公開されていたが、それが今や、Compassに移ってCSSに改作されたかと思うと、ある意味感慨深い……

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テニアン島は、フルマップ1枚にちょうど収まるサイズ。マップ2枚のサイパン島、マップ4枚のグアム島と比べると、非常にお手頃なサイズ。キャンペーンシナリオでも全9日間の戦いなので、時間的な意味でも、なんとかなりそうな規模だ。

テニアン島での戦闘は、アメリカ第2海兵師団(陽動)、第4海兵師団(主力)の上陸に始まり、日本軍守備隊は上陸当夜に反撃を行うも撃退され、それ以降、島内に追い詰められ壊滅……というサイパン戦、グアム戦にも似た展開。ルール的にも「Saipan」からほとんど変わっていないと思われる(しかし何故か、バーボンと日本酒カウンターが、マティーニと焼酎カウンターに変更されている)

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両軍ユニットも「Saipan」「Guam」と同じく、アメリカ軍戦車は支援火器扱い、日本軍海岸砲兵は砲を失うと歩兵化する。日本軍守備隊は、陸軍・海軍に別れるが、この地で戦死した第一航空艦隊司令長官・角田覚治中将もカウンター化されている。しかし、いったん角田中将が地図盤上に配置されても、酔っ払って行方不明になる特別ルールもあり、かなりアテにならなそうだ……(どんな評価だこれ

シナリオは3本、キャンペーンも3本(史実・仮想・自由配置)収録。まずは上陸シナリオから味見……とは思うが、あいにくすでに「Saipan」「Guam」で、太平洋の島嶼戦は、お腹いっぱいなので、しばらく積みゲームになりそうだ。まあ、CSSに関しては、恐らく第5弾になるであろう「The Little Land : The Battle of Novorossiysk」(1943年2月、ソ連軍の黒海での上陸作戦)まで放置かなと。まさか先に「Fulda Gap 1985」が出るんじゃないだろうな?