Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Advanced Squad Leader】「Hell's Highway」

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Lone Canuck PablishingのASLヒストリカル・モジュール「Hell's Highway」を購入。このメーカーは未見だったので、とりあえずどのようなクオリティなのか、確かめる意味での試し買い。実際には、ジップロック入りの、簡素な同人モジュールといったところか。

お題は、1944年9月22~23日、マーケット・ガーデン作戦でVeghel橋近郊に降下したアメリカ第101空挺師団に対する、ドイツ第107装甲旅団の攻撃を扱っている。この戦闘は「GTS:Where Eagles Dare」で経験しているし、スケールとシステムを変えて見たいと思って。

http://www.lonecanuckpublishing.ca/index.htm

シナリオは5本収録。その他にキャンペーンとして、22日午前・午後・夜間・23日午前・午後という5つの戦術任務(Tactical Mission)シナリオを連結し、各シナリオ毎に勝敗を競うのではなく、キャンペーン全体の戦術任務が達成されたかどうかを争うシステムが導入されている。また先のシナリオで現れた効果が、その後の戦術任務シナリオにも影響し続けるというルールも。たとえば『もしいったん「捕虜の虐殺(ルールA20.4)」が行われたら、その後でも「無慈悲=捕虜の拒否・殺害」(A20.3)が適用される』とか。

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地図盤は、フルマップ1枚。Mariaheideという村周辺が描かれている。地図盤は、MMPの純正品に近い、マットな仕上がりで、なかなか好印象。地図盤1枚に収まっているのも、手頃感がある。

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しかしこのMariaheideという村、「Where Eagles Dare」の地図盤で探しても、その地名は見当たらない。Google Mapで調べると、たしかにVeghelとUdenの間にあるので、恐らくヘクス84.122のHooge Hei~83.124のLage Heiあたりだと思う。「WED」の地図盤で言うと、Veghel・Son・Udenの3マップが連結する、一番ややこしいあたりと言えば、お持ちの方は分かるだろうか。

「WED」でも以前、この第107装甲旅団の攻撃シナリオをソロプレイしたが、ドイツ軍の士気崩壊ルールによって、結構あっさり終わってしまった感がある。まあ所詮、2日だけの攻撃だったので、作戦級規模で見れば尻切れトンボな攻撃だったかもしれないが、そういった戦闘こそ、ASLスケールで描くのに適していると思う。まあ、今回はお試し買いだし、優先順位的には、とりあえず後回し。