Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【参考文献】「自衛隊幹部学校戦略教官が教える 米軍式最強の意思決定」

自衛隊幹部学校戦略教官が教える 〈米軍式〉最強の意思決定

自衛隊幹部学校戦略教官が教える 〈米軍式〉最強の意思決定

  • 作者: 中村好寿
  • 出版社/メーカー: パンダ・パブリッシング
  • 発売日: 2018/10/05
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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先に読んだ「ドイツ電撃戦に学ぶOODAループ超入門」に続き、OODAループのより深い解説書を購入。こちらは、ややビジネス寄りにもなっているが、それでもウォーゲーマーが読むには、良い内容。

ただ、ウォーゲーム内でこのOODAループを実践しようとするのも、なかなか難しい。リデル・ハートが言う「間接アプローチ」や、ルトワックが言う「逆説の活用」を行い、対戦相手を精神的に麻痺させれば、OODAループ的には優位に立てるだろう。でも実際そうなった場合、相手が『あ、もう降参降参。今日はここまでしようよ』と言われてゲームが終わる場合もある。

ゲームシステムとしてOODAループの物理的差異が再現できるのは、やはりBCS(Battalion Combat Series)だと思う。BCSでは、行動力に劣る軍隊が徐々に受け身に回り、相手への対応で手一杯となり、能動的に行動できなくなるプロセスが良く表現されている。もちろん自軍が、必ずしもOODAループを上手く回せる保証も無いけれど、フルに2回活性化できるというチャンスをつかんだ時、いかに上手く行動するかも求められるので、OODAループにご興味のあるウォーゲーマーは、是非BCSに挑戦していただきたい。

またボイドのOODAループについては「エア・パワー 空と宇宙の戦略原論」も参考に。