Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【Advanced Squad Leader】J155「It's Hardly Fair」Solo-Play AAR

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引き続き、ASLの隠匿ソロプレイを練習中。せっかく「Yanks 2nd」を買ったので、次はアメリカ軍が登場するシナリオで試すことにした。選んだのは「ASL Journal #10」収録のシナリオ、J155「It's Hardly Fair」。お題は1944年9月20日、マーケット・ガーデン作戦で降下したアメリカ第82空挺師団に対し、寄せ集めのドイツ軍戦闘団が攻めかけるというもの。 「GTS:The Devil's Cauldron」で言えば「A Near Run Thing」シナリオなのだが、あれをプレイしたのがもう8年前とは……

勝利条件は、アメリカ軍がある程度の損害に抑えつつ、ゲーム終了まで石造建築物を守ること。守るアメリカ軍は、7-4-7空挺分隊✕7個だが、うち3個分隊を3-3-7半個分隊✕6個に展開し、広く配置した。またバズーカ砲✕2とMMG(中機関銃)は、どの分隊が持っているか記録したうえで、盤外に留め置くことも可能。ソロプレイではあまり意味が無いが、一応そういう体でやってみる。また57mm対戦車砲は、後方の村内に配置と。

一方、攻めるドイツ軍は、5-4-8降下猟兵✕3、4-6-7一線級分隊✕5、4-4-7二線級分隊✕4、4-3-6徴集兵分隊✕3と、いかにも寄せ集め感がある。車両も、捕獲シャールB1戦車、捕獲ルノーR35戦車、75mm砲装備251/9装甲車(シュツンメル)、37mm自走対空砲(メーヴェルワーゲン)と、まさに「ラスト・オブ・カンプフグルッペ」的な陣容だ。今回は、二線級分隊+徴集兵分隊+捕獲戦車✕2を、第一波の斬り込み役(消耗部隊とも言う)とし、アメリカ軍の隠匿を引き剥がした後に、それ以外の主力を投じてみる。 

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第1ターン。ドイツ軍が盤内に進入するが、シナリオルールで第1ターンでの急速歩移動が禁じられ、車両もすでにその半分の移動力を消費したものとされている。そのためドイツ軍の初動は鈍い。それでもB1戦車とR35戦車は、アメリカ軍隠匿スタックに接して射撃を行い、その隠匿を剥がそうとしている。もちろんアメリカ軍の中にはバズーカ砲を持っている分隊もあるはずだが、多少の損害は受ける覚悟で。ドイツ軍左翼は、すでにZ9石造建築物のアメリカ軍空挺半個分隊を除去し、これを占拠している。

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第2ターン裏。後方に控えていたアメリカ軍空挺分隊が、B1戦車に近づき、バズーカ砲を発射。これがB1戦車の側面に命中し、撃破・炎上となった。この後『9月の麦畑を迂回移動中の車両が炎上した場合、延焼の可能性は……』とルールをしばし読み込むハメに。 

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第3ターン表。ドイツ軍は、右翼に戦力を集め、メーヴェルワーゲン自走対空砲(写真では移動モードだが、実際には裏面の射撃モードに転換していた)と75mm装甲車シュツンメルもそちらへ向かわせたが、臨機射撃で、やはりバズーカ砲を持ったアメリカ軍空挺分隊が正体を現し、正面からシュツンメル装甲車を撃破・炎上。おのれとばかりにメーヴェルワーゲンが37mm対空砲を水平撃ちしたが、アメリカ空挺兵の士気は高く、ドイツ軍歩兵が放つパンツァーシュレックの攻撃にも動じなかった。また中央でR35戦車から射撃を受けていたアメリカ軍MMG分隊は、士気DR2=戦渦⇨ヒーロー(1-4-9)登場となっている。

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第3ターン裏。アメリカ軍右翼のバズーカ砲兵が、ドイツ軍8-1指揮官もろともLMGスタックを全除去。左翼でもバズーカ砲兵が、メーヴェルワーゲン自走対空砲を吹き飛ばした。しかし中央のMMGが故障し、アメリカ軍はじりじりと後退中。

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第4ターン。ここまでドイツ軍は、回復DR12=損耗=半個分隊除去を3回出し、まるで自滅するかのよう。さらにヘクスV3建物に隣接した2個分隊がパンツァーシュレックで大火力射撃を加えたものの、これまたDR12でパンツァーシュレックも失われた。 

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第5ターン。ドイツ軍は、9-1指揮官に率いられたMMGスタックによる白兵戦で、空挺半個分隊+8-1指揮官を蹴散らし、中央突破。村を見渡せる位置にMMGを据えた。しかし優勢かと思われたドイツ軍右翼は、ヘクスV3に立て籠もる半個分隊を処理できず、ことごとく返り討ちに遭って後退。R35戦車も、アメリカ軍の57mm対戦車砲を警戒して村に入れずにいる。結局、最終ターンを待たず、これにてアメリカ軍勝利と相成った……。

二重人格的な隠匿ソロプレイ、なかなか興味深い。どこにアメリカ軍のバズーカ砲兵がいるのか、自分で分かっているのだが、心の中で『しかしもしこれが隠匿対戦だったら、俺はこの戦車をこうするはず』と考えて移動させ、バズーカ砲を喰らって撃破されるのも、なぜか楽しい。まあ今回のシナリオは、迂回路も少なかったため、車両が通れそうな箇所はある程度特定できたので、待ち伏せもしやすかったかも。

そして「Yanks 2nd」のカウンターは、印刷がきれいだなあ!