Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Operational Combat Series】「Smolensk : Barbarossa Derailed」Vitebsk AAR

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今日は、秋葉原イエサブにてN村氏と「OCS:Smolensk」の「Vitebsk」シナリオを対戦……というか、N村氏の「OCS:Smolensk」初プレイ&検証にお付き合いという感じで。当然、N村氏がドイツ軍を担当。 

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先日の自分のソロプレイとは異なり、N村ドイツ軍は、ソ連第18戦車師団を放置。まずは第12装甲師団で、Vitebsk前面に陣取るソ連第14戦車師団オーバーランで吹き飛ばした。その後さらにVitebsk南ヘクスへ攻めかかるも、さすがに守備隊を除去しきれず。ならばと第7装甲師団が、やはりオーバーランで攻めかかり、見事にVitebsk南ヘクスを奪ったうえ、さらにVitebsk北ヘクスをも襲い、これを奪取。予備に指定していた第20自動車化擲弾兵師団が、Vitebsk北ヘクスに入り、守りを固めた。ソ連軍は、返す刀で3個歩兵師団による反撃を試みたものの、守りの堅い大都市に対して最低比率の戦闘比では効果があるはずもなく、2ステップロスして敗退。ドイツ軍の勝利と相成った……とまあ、実質プレイ時間は小一時間。そこからは、いつものように輪講会。

恐らく今回のプレイが、このシナリオの最適解であろうと。最終的にソ連軍の反撃に耐えうるSP(補給ポイント)を残すには、攻撃ヘクスを3カ所に絞り、ソ連第18戦車師団はスルーと。ドイツ第20装甲師団を使う余裕も無し。もちろんそこはOCSなので、いくら最適解でも、逆奇襲を喰らったり、爆撃が失敗すると、それをカバーする時間もSPも無いのが厳しいし、その厳しさがあるのが面白いと。

ただし本格シナリオやキャンペーンで、このシナリオと同様にユニットを動かすかと問われれば、それはまた違うと。よくOCSでは「たとえミニシナリオでも、キャンペーンプレイのようにプレイすべし」とは言われるが、さすがにこのシナリオは、パズルを解くように、あくまでシナリオ向けの駒さばきになるかと思う。恐らくソ連軍も、本格シナリオとなれば、無駄な反撃はせず、後退するだろう。そういった可能性を見据えつつ、本格シナリオに挑むのが良さそうだ。

その「OCS:Smolensk」本格シナリオも、フルマップ1枚とは言え、ユニット密度も高く、入門プレイヤー1人で全軍を指揮するのは、かなり難儀なのでは?という予想。ドイツ軍の進撃路も、補給線を鑑みると、なかなか難しい部分もあり、そろそろ海外OCSプレイヤーの盤面を見て、参考にしましょうかというあたりでお開きとなった。自分も次は、初期ショートキャンペーンに挑みたいとは思うのだが……