Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Advanced Squad Leader】ASL136「The Agony of Doom」Solo-Play AAR

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今日は「Beyond Valor 3rd Edition」収録の「The Agony of Doom」シナリオをソロプレイした。元々このシナリオは、元祖「Squad Leader/Cross of Iron」のシナリオ110として登場したが、「ASL Annual '89」でASL用シナリオA8として改訂。さらに「BV 3rd」で再改訂されている。

シナリオ110は、かつてシミュレイター誌に深見耕一氏がリプレイを書かれたので、ご記憶の方も多いかもしれない。シナリオ110では、ドイツ軍の増援としてV号ヤークトパンター1輌と、VI号ヤークトティーガー1輌が登場したが、A8からV号ヤークトパンター2輌に変更されている。またA8の勝利条件は『ソ連軍が地図盤内の複数建物をすべて支配すること』だったが、ASL136では『地図盤内の複数建物4つを支配すること』となっている。盤内には複数建物が5つあるので、ソ連軍の勝利条件が少し緩和された形だ。ちなみにROARで見ると、A8時代の対戦成績はドイツ軍51勝・ソ連軍11勝と、なるほどドイツ軍にかなり傾いている。ASL136の対戦成績はまだ少ないが、ドイツ軍8勝・ソ連軍2勝と、相変わらずのバランスのようだが…… 

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さて第1ターン。村を守るドイツ軍は、地図盤3の△522高地上にティーガーI型戦車1輌と75mm対戦車砲を配置。盤内に進入するソ連軍に睨みを効かせるはずだったが、早くもISU-122自走砲の射撃を浴びてティーガーが撃破炎上。75mm砲にもAPCR弾が無く、早くもドイツ軍苦戦である。ソ連軍は、村の側背にT34/85戦車1輌を送り込み、トラック2輌に乗車させた6-2-8✕4個分隊を地図盤5の森林で下車させ、これも村の側面から攻めさせる算段。 

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第2ターンに登場したドイツ軍増援のV号ヤークトパンター✕2は、村の側面に迫ったT34/85を撃破すべく、地図盤5の平野部へ進出。しかしヤークトパンター最初の射撃が、まさかのDR12で主砲故障となり、こちらでも数的劣勢に追い込まれた。 

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一方のソ連軍も、ISU-152自走砲が射撃DR12で主砲故障となり、修理にも失敗して主砲使用不能に。またISU-122もDR11で弾薬切れとなり、後に主砲使用不能に。どちらも機関銃が未装備なので、主砲が壊れるともう攻撃兵器としては使い道が無い。それでも最後に残ったISU-122が、75mm砲の操作班を吹き飛ばして△522高地を沈黙させた。しかし村内では、第1ターン増援で登場したドイツ軍9-2指揮官率いるパンツァーシュレックのスタックが良好な射撃を連発し、ソ連軍の村内突入を防いでいる。 

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しかし5ターン頃、パンツァーシュレックも故障し、9-2指揮官スタックも潰走。ソ連軍歩兵が怒濤の如く、村内になだれ込んできた。一方、村はずれの平野部には、ISU-122も駆けつけ、T34/85✕2輌と共に、主砲が健在なヤークトパンターを包囲し、これを撃破。もう1輌も、ようやく主砲が直ったと思った直後、側面に122mm砲を叩き込まれ、結局ヤークトパンターは2輌とも撃破された。 

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第7ターン。ヤークトパンター2輌を撃破したソ連軍戦車隊は、ドイツ軍の背後から村内に突入。T34/85がハノマーク装甲車を撃破し、ISU-122がN2複数建物を砲撃。正面からの歩兵攻撃に晒され、ドイツ軍9-2指揮官も、T6-U6の複数建物から叩き出されている。 

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第8ターン。残るもう1輌のハノマーク装甲車も撃破され、追い詰められたドイツ軍9-2指揮官も戦死。ソ連軍が複数建物4つを支配し、勝利した。

ちなみに今回のDR平均は、ソ連軍7.81、ドイツ軍7.38。ソ連軍の出目はやや悪かったが、火力の集中で押し切った感がある。ドイツ軍も、最良のDR2が一度も出なかったという意味では不運だったし、ヤークトパンターの主砲故障(そしてなかなか直らない)には参った。また今回、ドイツ軍初期配置のティーガーIと75mm砲は、前のめりに配置したが、これも村内に配置すべきだったのだろうか?ASL136になってもドイツ軍の勝率が高いのだから、もっとうまく守れるはずだが、自分にはまだよく分からない。まあ、今回も、ルールの覚え直しがテーマなので、シナリオ分析は味見程度で。