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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Advanced Squad Leader】ASLJ141「Riding with the King」Solo-Play AAR

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ASLのルールを覚え直そうシリーズPart.6。今日は「ASL Journal #9」収録のJ141「Riding with the King」シナリオに挑戦。設定は、1944年10月25日ハンガリー戦線にて、ソ連軍第7機械化軍団がドイツ第3山岳師団を攻撃し、その救援にドイツ第503重戦車大隊のVI号B型ケーニッヒスティーガー2輌が馳せ参じるというもの。ドイツ軍主力は、4-6-8歩兵✕11個、75mm*歩兵砲、50mmL対戦車砲。第1ターン裏には、III号G型突撃砲✕2輌も駆けつけてくる。攻めるソ連軍は、第一波が5-2-7歩兵✕6、4-4-7歩兵✕10、シャーマンIII(a)戦車✕3輌、第2ターンに登場する第二波が6-2-8歩兵✕4、IS-2戦車✕4輌、自走12.7mm4連装対空砲M17✕2輌という陣容である。ちなみにROARでの対戦記録では、ドイツ軍32勝、ソ連軍22勝。

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第1ターン。ドイツ軍は、勝利条件に関わる地図盤53の村の南に防衛線を展開。これに対してソ連軍第一波は、西寄りから盤内に進入。ドイツ軍の75mm歩兵砲に対してシャーマンIII(a)戦車が射撃を浴びせ、早くもその操作班を除去した。

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第2ターン表。ソ連軍第2波は、東寄りから盤内に進入。厄介な50mmL対戦車砲を潰そうと、IS-2戦車が2輌接近したが、なんと50mmL対戦車砲が初弾から致命的命中(DR2)を出し、IS-2を正面から撃破した。第1ターン増援のIII号G型突撃砲も、前線に到着している。

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第3ターン。前線に到着したばかりのIII号G型突撃砲が、IS-2戦車にあえなく撃破された。自走12.7mm4連装対空砲は、ドイツ軍右翼の歩兵を薙ぎ倒し、ソ連軍歩兵が勇躍前進していく。

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第4ターン表。ドイツ軍右翼を突き崩したソ連軍は、東西からドイツ山岳兵たちに接近する。しかし50mmL対戦車砲は、無数の砲撃を浴びつつ、しぶとく戦線を維持している。残る1輌のIII号G型突撃砲も、ソ連軍右翼を押し返している。

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一方、第3ターン裏に盤北端から登場した2輌のケーニッヒスティーガーを迎え撃つべく、IS-2、シャーマンIII(a)型✕2輌が地図盤56の村の交差点に移動した。しかしIS-2の122mmL主砲(基本キルナンバー25)をもってしても王虎重戦車の正面装甲(26)を撃ち抜くことはまず難しい。ここはあえて戦車を囮にして、歩兵を近づけ、白兵戦で討ち取るしか無いかも……ということで、歩兵も随伴させている。

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第4ターン裏。III号G型突撃砲が、ソ連軍歩兵スタックの脇をすり抜けて後方へ回り込み、ソ連軍IS-2戦車に背後から射撃を浴びせたが、あいにく外れ。

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第5ターン表。背後に回ったIII号G型突撃砲に対し、IS-2はゆっくりと車体の向きを変えて(そしてIII号G型の臨機射撃を跳ね返して)射撃を行い、III号G型を一発で撃破。また、しぶとく粘っていた50mmL対戦車砲には、凶暴化した4-4-7(10)分隊が突入し、操作班を除去した。またドイツ軍最左翼で頑張っていた9-2指揮官+MMG(中機関銃)スタックも潰走し、ドイツ軍は大きく崩れてきた。

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シャーマンIII(a)戦車も、建物の間を迂回しつつ、ケーニッヒスティーガー重戦車の後背に躍り出たが、この至近距離でも命中弾なし。ソ連軍歩兵は、白兵突入のタイミングを伺っている。 

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第6ターン表。前進したIS-2戦車が、53M3の建物に立て籠もっていたドイツ軍機関銃スタックを建物ごと吹き飛ばし、ドイツ軍は村内に全面撤退。

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9-1戦車指揮官の駆るケーニッヒスティーガーは、後背に迫ったシャーマンIII(a)戦車を一発で撃破。

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最終第7ターン表。ソ連軍は、ドイツ軍を村内に追い詰めたものの、勝利条件に関わる2ヘクス石造建築物を奪うまでには至らず。

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地図盤56の村では、再びシャーマンIII(a)戦車が迂回によってケーニッヒスティーガーの側面に躍り出るも、命中弾なし。またソ連軍4-4-7分隊は、なんとかケーニッヒスティーガーB号車への白兵突入に成功するも、撃破はならず。返す刀でケーニッヒスティーガーが近接防御擲弾を撃ち込むも、4-4-7分隊はこれを回避して元いた建物へ無事帰還……というところでシナリオ終了となった。ちなみに2D6ダイスロールの平均値は、ドイツ軍が7.18、ソ連軍が6.95とまずまず。

プレイ後、シナリオ的にはどのようにケーニッヒスティーガーを運用すれば良かったのか……と、あれこれ思案もしてみた。本来なら、随伴歩兵なしに街路戦闘に投入すべきではないから、歩兵部隊と合流させれば良かったのか?距離を取って撃ち合える場所があまり無いようにも思えたのだが、もしかするとベテランASLerから見れば、良い射撃位置があるのかもしれない。それともドイツ軍は、もっと後ろに戦線を引いて、増援の戦車との合流を早めれば良かったのか?……などと、あれこれ考えたくなるということは、多分、面白いシナリオなのかもしれない。