Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Battalion Combat Series】「Last Blitzkrieg」The Goose Egg AAR

f:id:crystal0207:20170918103203j:plain今日は、ソフィアゲームクラブにて、FORGER氏主催の「BCS(Battalion Combat Series):Last Blitzkrieg」勉強会に参加してきた。本日プレイしたシナリオは、1944年12月に始まったWWIIバルジ戦の中でも、12月18日~12月22日のサンヴィット(St.Vith)周辺での戦闘を扱う「The Goose Egg」である。ドイツ軍の奇襲を受けたアメリカ軍第14騎兵グループ、 またドイツ軍に包囲されつつあるアメリカ第106歩兵師団が後退する中、駆けつけたアメリカ第7機甲師団がSt.Vithを中心とした防御陣地を展開し、ドイツ軍の突破を防ぐというもの。攻めるドイツ軍の主力は、第9SS装甲師団、総統警護旅団。今回は自分がドイツ軍を担当し、連合軍はN村氏が担当された。 

f:id:crystal0207:20170918122156j:plain

さて第1(12月18日)ターン。連合軍は、包囲下にあるアメリカ第106歩兵師団から活性化させ、これをSt.Vith方面へと後退させた。しかし実はそれよりも、このシナリオではまずアメリカ第7機甲師団なり第14騎兵グループを前進させ、St.Vithの守りを固めた方が良かったようだ。ドイツ軍は早速、(増援として登場する)第9SS装甲師団を活性化させたところ、第1活性化に続いて第2活性化にも成功し、装甲捜索大隊が一気にSt.Vith市内へ突入。あっという間に大目標St.Vith周辺を制圧してしまった。 

f:id:crystal0207:20170918135218j:plain

第2(12月19日)ターン、St.Vithを奪われた連合軍は長駆、第14騎兵グループを北から第9SS装甲師団の後背に回らせ、補給ルートを切断しようとするも、第2活性化ができず断念。その北部には、総統警護旅団が進出し、第9SSの側面を固めた。第9SSは勢いに乗ってさらに西進……と思いきや、このターンの活性化に失敗し、まったく動けず! 前のターンの華麗な突破はいったい何だったのかと憤ったが、連合軍担当N村氏はホッと胸をなで下ろしていた。 

f:id:crystal0207:20170918163807j:plain

第3(12月20日)ターン。今回はどうにか活性化した第9SS装甲師団は、待ち構えるアメリカ第7機甲師団に対して、真正面からの射撃戦を挑んだ。しかしアメリカ軍軽戦車は撃破したものの、中戦車大隊への射撃はことごとく「双方ステップロス」となり、アメリカ軍は後退もせず戦線を維持。言うなれば、V号パンターM4シャーマンで引き分けているようなもので、割に合わない痛み分けが続いた。 

f:id:crystal0207:20170918171503j:plain

第4(12月21日)ターン。St.Vithの南にドイツ軍第18、第62国民擲弾兵師団が進出し、第9SSの南側面を固めた。これでまた第9SSが打って出られるぞと思いきや、またしても第9SSが活性化に失敗し、まったく動けず……。時間的にここでお開きとしたが、最終第5(12月22日)ターンまでプレイしても、ドイツ軍が勝利条件ヘクスをすべて奪うことは難しかったと思う。

とまあ、ドイツ軍主力の第9SS装甲師団の動きだけ見ても、やはりこのBCS、各ターンでの振れ幅が非常に大きいシステムだった。活性化に成功するかしないかで、鬼神の如き活躍を見せたり、まったく動けないターンもある。この振れ幅は、先輩格OCS(Opeartion Combat Series)の戦闘システム(奇襲に成功するとダイス1個分、戦闘比が変化する)よりも大きいと感じた。自分はそれが『先が読めなくて面白い』と感じたが、人によっては『なんだこりゃ』『クソゲーじゃないか』と感じる方もおられるだろう。なので、万人にオススメはしないが、『いや師団というものは毎日毎日同じペースで戦闘は出来ないものなんだよ』という思想が受け入れられる方は、ちょっと味見だけでもしてほしいと思う。妙にゆるい後退ルール等含めて、これはこれで独特な味わいがあるし、引き続き注目していきたい。

ちなみに、まだプレオーダーは開始されていないが、BCS第3弾のタイトルは「Brazen Chariots」、WWII北アフリカでのブレヴィティ作戦、バトルアクス作戦、クルセイダー作戦を扱うとのこと。ユニットの動きが激しいBCSと、砂漠の機動戦は相性が良いと思うので、これまた期待したい。

f:id:crystal0207:20170918205903j:plain