昨年発売された「OCS(Operational Combat Series)」専門の特別冊子「Operational Matters(作戦課題集)」を購入した。「ASL Journal」のOCS版といったところか。付録ゲームは、以前から遊ばせていただいている「Sicily II」。やはりキャンペーンプレイも始まったことだし、手元にも持っていようということで。本誌には、各OCSタイトルにつき1記事ずつが掲載され、記事中の地図戦況図を眺めていると、久しぶりにあれに触れたい、これにも触れたいと思ってしまう。
元祖「Sicily」との比較画像。「Sicily II」が出たものの、スケールの異なる「Sicily」にもまだまだ価値はあると思う。まあ、どちらにせよ、上陸作戦と大規模航空作戦をやらされるため、マップ規模に比して、意外と遊ぶハードルは高いが。
しかしこういう雑誌付録という形で、1マップサイズのOCS作品が出るのもファンとしては嬉しい限り。現在開発中の情報が聞こえているOCSは、1944-45年のハンガリー戦線を扱った「Hungarian Rhapsody」、1943年夏以降の東部戦線を扱った「Third Winter」(絶版「Hube's Pocket」の拡張再版版でもある)と大物が多いが、たしか1941年のスモレンスク戦(つまりOCS版Panzer Gruppe Guderian)をマップ1枚で作るという話もあったので、そのあたり「Operational Matters 2」にでも収録してほしい。