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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【戦国群雄伝】「関八州古戦録」箱根の坂 (小田原征伐) Solo-Play Set-Up

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大河ドラマ真田丸」もいよいよ小田原征伐。ということで、ツクダ戦国群雄伝シリーズ「関東制圧」の同人エキスパンション「関八州古戦録」収録の小田原征伐シナリオ「箱根の坂」を初めてソロプレイすることにした。ゲーム期間は、天正十八年(1590)3月第2週ターンから7月第1週ターンまでの全16ターン。勝利条件は、豊臣方が北条氏直・氏政を共に討ち取るか、小田原城を陥落させるか、最終ターンまでに120得点(城の獲得と敵ユニットの除去など)を取れば勝利。逆に豊臣秀吉を討ち取ればその時点で北条方の勝利だが、まあ相手の総大将を除去するのはなかなか難しい。やはり小田原城を落とすか、最終ターンまでの得点の積み上げになるのだろう。※以下、武将の能力表記は(戦力・野戦修整・行動力)

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豊臣方・東海道方面軍先鋒は、駿府城に集結した徳川家康(★★344)3万1千(93戦力)と織田信雄(★★202)率いる美濃衆1万5千(30戦力)。頼りなさ過ぎる信雄隊に比べ、徳川隊は豊臣方最強の軍勢である。家康本隊1万3千(39戦力)を中核とし、酒井忠次(★334)隊6千(18戦力)、本多忠勝(★334)隊4千(12戦力)、榊原康政(★334)隊4千(12戦力)、井伊直政(★334)隊3千(9戦力)と、徳川四天王全員が野戦修整3、行動力4という頼もしさだ。

ちなみにルールには明記されていなかったが、水野忠重(★324)は、豊臣家臣バージョン(202)に差し替えた。その代わり、徳川家康の統率力(ユニットを何個率いられるか)を9から12に上昇。こちらも明記されていないが、追加統率ボックスは用意されているので、多分そうなんだろうと思う。

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第1ターンに登場する豊臣家第一陣は、豊臣秀次(★★213)隊1万3千(26戦力)を中心とする総勢5万1千(102戦力)。しかしまともに作戦できそうなのは、豊臣秀勝(★★213)隊7千(14戦力)、蒲生氏郷(★224)隊5千(10戦力)程度で、いかにも烏合の衆。堀秀政(★224)には、病没チェックもある……

第2ターン登場の豊臣家第二陣1万9千(38戦力)は、さらに烏合の衆っぽい。福島正則(★222)も、まだ一手の将としての器ではない。徳川家を出奔した石川数正(224)がいるのがご愛敬。

第3ターンにようやく第三陣として豊臣秀吉(★★★224)隊1万5千(30戦力)を含む3万8千(76戦力)が登場。頼りになる小早川隆景(★224)に1万(20戦力)を預け、「水攻めで城を落とすと追加2勝利点」という特別ルールがある石田三成(☆213)にも6千(12戦力)を任せた。無論、目指すは「のぼうの城忍城である。

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信濃上田城に結集した豊臣方・中山道方面軍は、前田利家(★★224)率いる1万8千(36戦力)、上杉景勝(★★333)率いる1万(30戦力)、真田昌幸(★344)を含む信濃衆7千(21戦力)と、合計3万5千(87戦力)に及ぶ。ちなみに前田家の将・奥村永富(★222)は「一夢庵風流記/花の慶次」でも知られる奥村助右衛門。主人公・前田慶次郎前田利益(232)としてユニット化されている。また上杉隊には直江兼続(★333)、真田隊には矢沢頼綱(333)と、大河ドラマ的な面々も勢揃い。

これに対して北条方は、松井田城に大道寺政繁(★312)率いる2千(6戦力)の手勢がいるのみ。一応、武蔵・鉢形城には「北関東を見捨ててはおけぬ!」と小田原城から駆けつけた北条氏邦(★★322)隊5千(14戦力)がいるが、これまた勝ち目は無さそうだ。そして武蔵・忍城には酒巻靱負(334)が待ち構えているが、このユニット名も「のぼうの城」以後の発売であれば「成田長親」だったのだろうなあ……と思う。※「関八州古戦録」発売は「のぼうの城」発売(2007年11月)直前の2007年夏。惜しい!

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この未曾有の大軍に対し、北条方主力4万2千(94戦力)は、もちろん小田原城にある。とりあえず当主・氏直(★★★323)隊1万6千(39戦力)、御大・氏政隊(★★★323)1万6千(33戦力)、北条氏房(★313)隊6千(13戦力)、内藤綱秀(★323)隊4千(9戦力)に編成してみた。氏直・氏政親子もそれなりのレーティングだが、なにしろ相手が大軍(しかも精鋭徳川隊含む)なので、決戦ともなれば、恐らく大敗した後、士気喪失して小田原城に逃げ込み、そのまま落城……ということに成りかねない。一応、山中城北条氏勝(★312)隊5千(14戦力)、韮山城北条氏規(★333)隊4千(12戦力)が初期配置され、箱根ルートは塞いでいるものの、足柄ルートは無人なので、別働隊を送らなければならないだろう。ちなみに自由配置の武将については、デザイナー・錦大帝氏のQ&Aにあったヒストリカル配置を採用している。

関八州古戦録Q&A - 錦大帝の雑記帳

さらに北条方には、下総・佐倉城に千葉清胤(★212)6千(12戦力)があるものの、これも豊臣方の関東武将……常陸・太田城の佐竹義重(★★333)1万(30戦力)、下野・宇都宮城の宇都宮国綱(★213)4千(8戦力)に比べると、いかにも頼りない。また豊臣方、下野・結城家の家臣に水谷蟠龍斎(344)なるチートユニットがあるが、こちらは「負け知らずの猛将」と称えられた結城四天王の一人だそうで。

結局、おおよそ豊臣方20万vs北条方6万という、豊臣方のワンサイドゲームになるのだろうが、実際、豊臣方が小田原城を落とすまでどれくらいかかるのか、小田原が落ちるまでにどれだけ関東の城を落とせるのか、というあたりを検証するなら楽しくなりそうだ。小田原征伐には「豊臣家の威勢を関東諸将に見せつける」という裏テーマもあっただろうから、あえて精鋭徳川隊を外し、史実のように豊臣本軍で山中城韮山城を力攻めしてみたり、忍城を水攻めにしてみようとも思う。それではソロプレイ開始。

のぼうの城

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