Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】ラリー・コリンズ & ドミニク・ラピエール「パリは燃えているか(上下)」

パリは燃えているか」の新装版文庫が出たので購入。実はこの版が出るまで、読んだことがなかったのだ。昔からハヤカワ文庫版で見かけていたのに、スルーし続けて来たのはなぜなのか。もしかしたら昔、映画版の「パリは燃えているか」を観た時に、あまり面白く感じなかったせいかもしれない。その映画も今、観直してみたら、印象も違っているのだろうな。

あいにくパリ解放に焦点を絞ったウォーゲームは手元に無く、その存在も知らない。「Decision in France」でも、連合軍がノルマンディ半島を突破した後は、あれよあれよと一気に後退戦が始まるし、ドイツ軍もわざわざパリに踏みとどまらない場合があるので、あまり戦闘の焦点にならなかったような……うん、そういうことだから、本書のことも、ずっとスルーしてきたのかもなあ。