Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Grand Tactical Series】「Where Eagles Dare」 Valkenswaard AAR

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昨日はKarter氏と「Where Eagles Dare」を対戦。GTSも久しぶりだったため、リハビリ的にキャンペーン序盤、Valkenswaardマップだけ(つまりイギリス第30軍団の突破部分)をプレイしてみた。

聞くところによるとGTS最新作「The Greatest Day:Sword,Juno and Gold」(未購入)に搭載されたver2.0ルールでは、強襲戦闘が3ラウンド制から2ラウンド制に変更されているとのこと。射撃機会が減るわけだから防御側優位になるのでは?と思い、このルール変更点だけ導入してみた。

[追記]近々再版される「The Devil's Cauldron」に入っているのはGTSルールver1.1であり、ver2.0ではない。これはつまり「The Devil's Cauldron」と「Where Eagles Dare」についてはver2.0ではなく、ver1.1で遊ぶゲームだということらしい。ver2.0では独立ユニット等の活性化なども変わっているため、単純に基本ルールをすげ替えれば良いということでもないようだ。

まずはKarter氏がイギリス軍を受け持って攻撃開始。入念な砲爆撃でドイツ軍前線を痛めつけた後に強襲するという定石な流れ。しかし早速2ラウンド制の効果が出たか、森ヘクスに立て籠もったドイツ軍に追い返される場面もあり。やはり堅い地形では射撃火力が落ちるため、回数を振らないと命中弾が出てくれない。とは言え、第1ターン(1500時ターン)で中央のクラブルートを邪魔するドイツ軍は一掃し、突破口を啓開したものの、その先に立ち塞がる76mm対戦車砲と37mm対空砲(砲爆撃で生き残っていた)を見て「これ日没までにValkenswaardに行けないんじゃ……」とあっさり投了。今度は攻守を入れ替えて、自分がイギリス軍を担当してみた。

2戦目も、森ヘクス(地形修整-2)のドイツ軍陣地が堅かった。歩兵2個中隊で強襲した場合、1ラウンド減=射撃4回減、になるのは結構大きいなと。それでも一応突破口は開き、第2ターン(1700時ターン)にValkenswaard近くまでアイルランド近衛機甲大隊が進んだあたりで終了とした。

このシナリオは比較的、地形修整がゆるいため、強襲を1ラウンド減らしても全般的には大差無いように感じたが、やはり堅い地形では如実にその影響が出たように思う。恐らくガチガチに守りの堅い地形……アルンヘム市街、ビルハケイム陣地……などでは大局も変わってくるだろうなと。まあバランス的には2ラウンド制でも良いかなとは思うので、特にそれが嫌なワケではない。念のため。

[追記]と一応プレイはしてみたが、「The Devil's Cauldron」「Where Eagles Dare」に関しては、今まで通り強襲3ラウンド制のver1.1でプレイすれば良いようだ。もしかしたら将来、ver2.0を適用した「The Devil's Cauldron」2版が出るかもしれないが……